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加藤博

確定拠出年金と資産形成に強いファイナンシャル・プランナー

加藤博(かとうひろし)

株式会社LSFP

コラム

保険料改訂後の個人年金保険を研究してみました! 【住友生命 たのしみワンダフル】

こんにちは。
CFPⓇ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士の加藤博です。

老後の準備資金はいったいいくら貯めればいいのか?


よく出る質問です。

住まいは賃貸なのか?持ち家なのか?
日々の生活水準はどれくらい?
毎年の公的年金はいくら貰えるのか?

答えは、人それぞれで違います。

例えば、住宅ローンの残債額を退職金で返済する計画をしている場合などは、準備する資金は大きくなります。

老後の準備資金の準備は、まずは、税金が有利な確定拠出年金を上手に活用したいですね。
これから積立を開始する方は、優先順位を高く検討したほうが良いでしょう。

税制面が有利な方法は確定拠出年金ですが、積立の限度額があります。
企業型に加入している場合は、個人拠出ができる制度があるか?
どうかによっても違ってきます。

特に、個人型確定拠出年金(iDeCo)は国民年金の種類によって、積立限度額が異なります。

個人事業主は 月68,000円
企業年金がない会社員や専業主婦(主夫)は  月23,000円
公務員は 月12,000円

などです。

老後の準備資金を貯める上で、iDeCoで不足する金額は、その他の方法で準備していきます。

個人年金保険をみてみましょう


所得税の控除がある個人年金保険を活用する方も多いでし、実際人気もありました。

個人年金保険は最近の低金利の関係で、売り止めになったり、2017年4月から予定利率を引き下げて保険料アップとなったりしています。

以前取りあげた住友生命保険も2017年4月に保険料を改訂しました。

以前のコラムはこちら

「個人年金保険の年利回りを計算してみました①」


具体的には、予定利率を引き下げた(1.34%→0.65%)ので、払い込んだ保険料に対して、
もどってくる解約返戻金や年金受取総額の返戻率がさがっています。
どれぐらい、返戻率がさがったのでしょうか?

WEBサイトに改訂後のシミュレーションが掲載されています
http://www.sumitomolife.co.jp/lineup/select/shouhin/tanowan/




掲載されているしくみ図は

年齢 30歳
性別 男性

払込満了 60歳
年金受取開始年齢 65歳
年金受取期間 10年
月払保険料 15,000円


受け取れる内容

基本年金額 574,100円
年金受取総額(A) 5,741,000円
払込保険料総額(B) 5,400,000円
年金受取率 (A/B) 約104.3%

となります。

解説


30年間 保険料を支払います

総額5,400,000円

5年間据え置きます

年金原資額は約563万円となっています
総支払保険料に対して、約 104.3%


〇年金額は毎年いくら?何年間もらえるか?
10年間 574,100円の年金を受け取ります。

年金額574,100円×10年
年金総額 5,741,000円   

総支払額に対して、約106.3%


【支払期間→据置期間→受取期間 期間を通して、年利回りが何%で増えていくのか?】

Excelの関数を使えば 全期間を通じた年利回りを計算できます。

XIRR関数を使って計算してみました。

XIRR関数で算出した 結果は  0.250%
となりました。


検算してみます。

この利率で60歳時の積立金を試算してみます。
ExcelのFV関数で計算します。
=FV(0.250%/12,120,-15000,0,0)
= 5,606,752 (C)

保険料総額 5,400,000(A)  に対する率(返戻率)は C/A=103.8%


次に65歳時の年金現価を計算します。

FV関数で計算します。
=FV(0.250%,5, 0,5606752,0)
= 5,677,088 (D)

5年間据置後の年金現価は 5,677,088円となり、保険料総額(A)に対する率(返戻率)はD/A=105.1%

最後に年金額があっているか?検算します。
ExcelのPMT関数を使います。

= PMT (0.250%,10,5677088,0,1)
= -574,100

年金額 574,100円と同額となりました。シミュレーションはほぼあっているでしょう。

シミュレーションした結果


住友生命保険のこの個人年金保険は年利回り「0.250%」となります。



30歳から45年間 年利0.250%で運用すると考えることができます。

保険料改訂前は 0.82%程度でした。
予定利率の引き下げの影響で、年利回りは0.57%程度引き下がっています。

保険料支払期間中に解約した場合の、解約返戻金が不明ですが
恐らく一定期間は保険料支払額よりも低い額になっていると予想されます。

この個人年金保険は受取金額が契約時に確定していますから、将来の受取金額がわからないのは不安という方には良いかもしれませんが、

『45年間 0.250%で固定されること』

『一定期間は元本を下回ること』

ということを考えれば、

投資信託を活用した積立方法を検討してもいいと考えます。


他の年齢もWEBサイトに掲載されていますが、年利回りはほぼ一緒でした。




低金利時代の個人年金保険の活用方法


老後資金をつくる目的では、税制面で確定拠出年金が有利です。

確定拠出年金の活用をまず考えましょう。

確定拠出年金だけでは、老後資金が不足する方は個人年金保険など他の長期積立を検討しても良いでしょう。

個人年金保険は20年、30年と長期間にわたって契約時の金利で固定することになります。

今は低金利ですが、インフレとなった場合は、年金額が目減りすることになります。
(契約後6年目から5年ごと配当金が支払われる個人年金保険ですが、でるかどうかは運用次第となります。)

また、保険料払込期間中に解約した場合と、解約返戻金額は多くの場合、払込保険料累計額を下回りますので注意が必要です。


【ご注意頂きたい事項】

このコラムに記載している事項は投資商品・保険商品等の購入あるいはサービスを提案もしくは勧誘するものではございません。また、本資料に含まれるいかなるアドバイスも購入または売却を推奨するものではありません。本情報を元に発生する損害についてはご利用者個人の責任とし、弊社はその責任を負わないものとします。

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