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吉川元浩プロのご紹介
港区・青山の地で200余年の歴史。庶民の味方として質店を営む10代目(1/3)
質入れした品物を担保に融資されるので、借り過ぎる心配がないのが特徴
創業は江戸時代で、200年あまり港区・青山で質屋業を営む「吉川質店」。現在は、十代目の吉川元浩さんが仕事の指揮を執っています。
質店の始まりは鎌倉時代といわれ、品物と引き換えにお金を借りる「質預かり」というシステムは、“庶民の味方”として存在してきました。最近では、リサイクルショップと同様に「買い取り」も行っています。
「カードローンなどで手軽にお金が借りられる時代ですが、質店では、質草(持ち込んだ品物)の査定に応じた金額を融資するため、借り過ぎる心配がなく、取り立てもありません。身分証明書があれば融資が可能で、手続きも約5~10分と短時間ですみます」
取扱品目は、ロレックス、オメガなどの時計、貴金属、宝石、エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルなどの高級ブランドのバッグ、カメラ、楽器、スマホなどです。「状態が良いほど査定額は高くなります。一般的に、質預かりより買い取りのほうが相場の影響を受けないことなどから高値がつきます。状態が悪くても取扱可能な品物であれば、100円でも値をつけます」と人情を見せるのも質店らしいところです。
融資期限は3カ月。期日までに元本+利息を返済すれば、品物は手元に戻ります。返済が難しい場合は、3カ月後に利息のみを支払えば、さらに3カ月間預かり期間の延長が可能。元本の返済も利息の支払いも困難な場合は「質流れ」となり、品物の所有権が質店に移行します。
経営者が一時的な資金繰りで質入れしたり、高齢者が生前整理で品物を持ち込むことが多いそうですが、若い世代にもリサイクルショップのような感覚で質店を利用してほしいと吉川さん。「最近では、楽器も取り扱っています。例えば、ギターなら先ごろ倒産した米国のギブソンは中古市場で値が上がり始めています。サックスならセルマー、新品同様のヤマハなども値がつきやすいです」
買い取れる品物かどうか写真を撮って見せるのもよいそうで、手間がかからないので遺品整理にも活用してほしいと話します。
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