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濁川正夫

一人一人に合わせた指導法で個々の才能を開花させる塾教師

濁川正夫(にごりかわまさお) / 塾教師・学習塾経営・リモート家庭教師派遣サービス

ウイズ学習会

コラム

競争社会を負担になり過ぎないよう、先伸びさせる方法②

2022年12月16日

テーマ:学習相談

コラムカテゴリ:スクール・習い事

スポーツ種目には、やはり勝ち負けが
はっきりするものが多く、勝敗につながるプレーに
感動したり、一喜一憂したり

それがまた、良くて自分も頑張ろー!と思ったり
ほんとうに、日々いろいろな出来事がありますよね。

とはいえ、同じように感動するものの中に
アートや音楽のように、順位をつけられないジャンル
があるのも、(当たり前ですが)とてもその
存在意義は大きいなと、思うことがあります。

スポーツ観戦で、勇気をもらったとかはあると思いますが
スポーツ競技で「癒された」という感覚は、とても稀
なのではないか?などと思ったりしています(笑)

でも、ご高齢の方がゲートボールをされて
楽しかったとか

温泉旅行で卓球をしたら、その人の知らなかった
人柄や苦労がわかったとか‥人生は本当に、人それぞれの
感動や気づきに満ち溢れているのでしょうねーなどと
いう気分になってしまうひと時もありますね。

大学駅伝などを、観戦していると
バスの中で、選手達の当日の体調や天候、調子などなど‥
まるで、受験業界の縮図をリアルに
見せられているようで、

(自分が)よく先生方もこの精神的にシリアスな世界を
闘われてきたなーという思いがわく、年齢になり

これまで、自分が教えてきた生徒さんだけでなく
教室長をしていた時代を振り返ったりすると

関東勢であれば、みんなどこかの大学に進んでいるので
全員を応援したくなり

どこが勝ってもシード校が敗戦しても、
もう完走しているだけで

十分立派だ
と‥思ったりしています。

ここで、「お受験」や学業の方にいきなり、お話の内容を
チェンジしますが

本来この姿勢が、一番大切ではと「初心に帰る」のも
とてもよいことだと思います。

それは、少し長い時間で
生徒さんの成長をみていますと

例えばですが、仮に
①グループが、偏差値65〜70というトップグループだとします。
②グループは偏差値60ぐらい〜64というグループだとします

③グループAは、同様に50〜59ぐらいのグループだったとします。

③'グループBは、45〜50ぐらいの範囲に入るのかもしれません‥
④グループに35〜44ぐらいのグループができたりして
いるのかもしれません‥

学業や「お受験」で、これがややこしいのは?
一人一人の中で(教科毎に)得意、不得意が分布する
ということかもしれません。

つまり、学業や受験は範囲が広いので、スポーツに例えるなら「トライアスロン」のように、1人でいろんな種目に
参戦してゴールを目指さないとならないというイメージになるかもしれませんね。


(ことがさらにややこしいのは、社会人になるとわかりますが‥)
一般的に、③グループはよい意味で、競争心に
とぼしく、「できれば楽して走りたい」という
ような、要領のよさも持ち合わせている人や

この種目には、そんなに燃えないというような
ある意味、「独自性の高い人」も混じっていたりするわけです。

ですから、学業のできる
のと、社会に出てから
仕事ができる
人というのも、また異なってくることも
ありますので、
基本(私は)それぞれに合ったペースで一生懸命完走しようという、素直な気持ちが大切なのではないか
と思います。

ひとつ、意外に保護者様や
塾の先生方も、忘れてしまうことの中に
①グループに、偏差値63の人が滑り込むと、ご本人にとっては(成績的には)ツラいことになる場合があるということです。

それよりは、その方は②グループに入って
学校生活を楽しく過ごしている方が、
なぜか?後者の
結果がよくなる場合の方が多い
ということを
経験的に感じます。
社会人となり、成績という無形の評価ではなく、
「金メダル」のように有形の
自分の手に入れたいカタチがあれば、③'グループから
すごく優秀な成果を出す人
が、どんどん出てくるかもしれません。

現場で長年生徒さんの成長過程を見ていると
その所属グループの中で
きちっと評価されたり、大切に育てられれば

順位はどんどん入れ替わる
というのが、今日お伝えしたかったことなのではと‥

(自分自身)書いてみて、そのように感じております。

とくに時代の変わり目や、激動の時代は
「それまでの、評価基準が大きく変わってゆく時」と
なり、お子さんだけでなく

これまで、埋もれてきた才能や努力が実を結ぶ時が
やがておとずれるように思いますので

ポジティブに考えて気持ちよく落ち着くポジション
自分みがきに励み

ボーダレスにチャレンジする時期を待つのも賢明かもしれませんね。

2022/12月受験シーズン前の、穏やかな水辺
https://twitter.com/kobetu_jupiter/status/1603712165051248642?s=46&t=vkG1OUohuM5u_CA3N3PMAw

今日は(本来の)「癒し系」のモードで書けたかもしれませんね。ありがとうございます。

明日からまた、トレーニングの続きですね。

この記事を書いたプロ

濁川正夫

一人一人に合わせた指導法で個々の才能を開花させる塾教師

濁川正夫(ウイズ学習会)

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