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浅賀桃子

働く人のメンタルヘルスを支えるカウンセラー

浅賀桃子(あさかももこ) / 産業カウンセラー

ベリテワークス株式会社

コラム

ストレス耐性の強化方法

外的ストレス対処法を知る

ストレス耐性を強化するためには、それぞれのストレスに対してどのような対処がなされているか理解する必要があります。
まず、外的対処能力ですが、大まかには一般に言うストレス発散法だと言えます。
これは個人差が大きいですが、毎朝ランニングをして汗をかいていることがストレス発散につながっている人がいれば、大勢で集まってただいろんな話をすることでストレスが発散されている人もいます。
しかし、このストレス発散方法は個人差が大きいだけではなく、同じストレス発散方法が誰にでもプラスに働くわけではない点には注意が必要です。
たとえば運動が苦手な人にとって、ランニングはストレス発散にはならず、逆にストレス要因となることがありえます。
自分自身にあった外的対処能力を身に着けることが大切です。

内的ストレス対処法を知る

外的ストレス対処法に対して内的ストレス対処法は、ストレス発散のために行動を起こすというよりは、ストレス要因に対する考え方を変えることにより良い方向へと変化させるものです。
例えば、何らかの失敗をしたときには、「失敗してしまった」という強いストレスがかかってしまいます。
しかし、ストレス耐性の強い人は、内的ストレス対処法によって、「今回の失敗の理由は何が原因だったか。そして失敗は次への糧となる」と考えるようになります。
内的ストレス対処法はこのように、発生した出来事には意味があり前向きにとらえる「有意味感」を高めることにより能力も向上します。
こうした感覚は小さな目標を立て、成功体験を積み重ねることで鍛えることができます。

ストレス耐性を高めるためには対処方法の理解が重要

ストレス耐性が有るか無いかは我慢強さで決めるものではありません。
ストレス耐性とは、適切にストレスに対処しストレス反応を持続させない方法を身に着けることです。
特に重要なのはストレスが誰にでも起こり得る反応であることを理解することです。
そして、ストレス要因になりそうな出来事に対して事前に準備し、出来事が起こった時に適切に対処することが重要です。
突然の転勤や部署移動なども事前に「起こり得ること」と認識し、それに対してどう対応するのかを決めておくことは重要ですし、それに対して「意味があることだし、この機会を自分のために活かす」というように良い方向に考えられるようにしておくことが重要です。
内的ストレス対処能力は、幼少期の生育環境に左右されると言われていますが、成人になってからも日常意識し、トレーニングすることで確実に強化されます。
外的・内的ストレス対処方法をうまく活用しながらストレス耐性を強化しましょう。

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