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鵜飼柔美

自分らしく生きたい女性を応援する生き方・働き方カウンセラー

鵜飼柔美(うかいやすみ) / 産業カウンセラー

オフィスファーロ

コラム

もしかして、いつまでも子ども扱いする親は毒親?

2018年5月31日

テーマ:母親が悩む毒親な自分

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

子どもの幸せを第一に考えている母親も、実は毒親の予備軍化もしれません。いつまでも子ども扱いし、すべての行動に口を出してしまう…。子どもを持つ親ならよくあることですが、行き過ぎると問題です。子どもは、別の人格だということを忘れないようにしましょう。

毒親の子供への接し方

母親であれば、毒親という言葉を聞いたときドキリとさせられるのではないでしょうか。

子どもの将来のことを考え、献身的に尽くしている良き母。社会的な常識もあり、家庭のことを第一に考えている。そんな理想的な母親たちも、ひょっとしたら自分も毒親の予備軍化もしれないと不安に襲われることがあります。

身体的な暴力や暴言、育児放棄といった行動ならば、誰が見ても明らかな虐待です。毒親といわれるのも当然でしょう。ところが、一見良識的な普通の行動も毒親認定される可能性があるのです。

子どものことが心配で仕方がない、ついつい行動に口出ししてしまう…。子どもを持つ親ならよくあることですが、行き過ぎはよくありません。

頭ごなしに何でも否定

子どもが習い事でダンスを選べば派手過ぎるからダメと否定し、休日に一緒に出かける友人のことも一方的に非難して交友関係にまで口出しする。

何をやっても親に否定されることが続けば、やがて子どもは自己主張することをあきらめてしまいます。
本来子どもは、無条件で自分の考えを親に受け入れてもらうことを求めています。しっかりと向き合って、最後まで話を聞いてもらった上でなら結果的に受け入れられなくても納得します。大切なのは、子どもの思いを受け止めることです。

子どもが話し終える前に頭ごなしで否定ばかりされれば、自己主張できなくなります。成長し自我が芽生えるころに、親の価値観と自分の気持ちの格差に悩み始めます。反抗するよりも親の意向に合わせる方が楽なので、自分を偽って良い子を演じるようになるのです。
他人からは何も問題があるとは思えませんが、本人は常に不安を抱え自分で判断することに憶病になっています。

常に子ども扱い

自分の子どもの話をするときに、「ちゃん」づけをするようなお母さんは要注意です。ごく小さな頃ならばほほえましいものですが、高校生になっても扱いは小学校低学年のままというケースがあります。

子どもが疲れているからと部活の顧問にいきなりクレームを入れたり、恋愛はまだ早いと制限したり、いつまでも小さいときのままのような接し方はよくありません。子どもが自立の準備を始めているのに、母が子離れできないため無意識のうちに邪魔をしているのです。

母親が自信を持つことができていないため、子どもに必要とされることで自分を保っている人にありがちです。

将来を強要

進路についても、たとえば有名な大学や大企業への就職でなければ認めない、という場合もあります。

子どもの将来の幸せを願ってのことです。しかし、本人の適性や希望を聞き入れることなく、強制的に人生の大きな岐路を決めることはたとえ親であってもおすすめできません。

親としてアドバイスや意見はできますが、最終的な決定権は子ども自身にあります。子どもは自分とは別の人間だということを思い出しましょう。

親の都合よく解釈

親という立場から、子どものことは何でも分かっているはずだという慢心が毒親にはあります。最初から理解していると信じ切っているから、子どもの訴えに耳を傾けることもありません。子どもが話すことが、自分にとって都合の悪いことであればいいように解釈してしまうのです。

例えば、親の進める名門私立に行きたくないと子どもが言っているとします。毒親は、学費が高いから遠慮しているのだなと、都合よく捉えてしまうようなものです。

自分が見たいものしか受け入れないのだから、子どもが何を言っても無駄です。子どものことを考えているようで、その実は自分の気持ちを満足させることにしか気が向いていません。目の前に相手がいるのに話が通じないのでは、子どもも大変です。

確かに大切に手間をかけて育てた子どもが、親の意向を無視して危うい道に進みたいと主張しても信じたくはないでしょう。一時の気の迷いと、都合よく解釈したくなる気持ちも十分理解できます。

しかし、コミュニケーションの前提となるのは、相手のことをあるがままで受け入れることです。許しがたいことがあっても、話を聞き理解しようとすることはできるはずです。

子どもが大きくなるにつれて、自己主張が強くなってきます。自立した大人になるために必要な過程です。まちがっても、自分の見たくないものに蓋をしてしまわないようにしましょう。

親の支配下に置くために暴言を吐くのも毒親の特徴です。
「誰が育ててやったと思っているの」
「親を悲しませるなんて親不孝」
子どもに不要な罪悪感を植え付けてコントロールし、意に沿わぬ発言も都合の良いように解釈。これでは、子どもは親の顔色ばかりうかがって、自分で意思決定することができなくなります。

毒親かもしれないと思ったら

親ならば多かれ少なかれこうした傾向はあるでしょう。当てはまるから即毒親ということでもありません。

ただ、毒親にならないためには、子どもは自分とは別の人間で価値観も違うという事実を受け入れることが大切です。親自身の世界を持ちつつ、子どもの世界を尊重してあげるように心がけましょう。

この記事を書いたプロ

鵜飼柔美

自分らしく生きたい女性を応援する生き方・働き方カウンセラー

鵜飼柔美(オフィスファーロ)

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