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鵜飼柔美

自分らしく生きたい女性を応援するリブライフコンサルタント

鵜飼柔美(うかいやすみ)

オフィスファーロ

コラム

幸せになるための良好な母娘関係

母と娘は、お互い依存しあう「共依存」に陥りやすい関係にあります。母は同性の娘を自分の分身のように思って、自立を阻みます。共依存はいびつで不自然な関係です。双方の幸せのために、適切な距離をおくことが大切です。

母親の存在が辛いと考える「娘」が増加

母親の存在や言動を負担に感じ、子どもにとって重荷になることがあります。特に、母と娘は同性同士です。同性であるという安心感から遠慮のない関係性が築かれやすいことが影響してきます。

母親が娘を自分の分身のように思うと、失敗しないように、将来幸せになるように、過剰に干渉する危険があります。娘のためなのだから、多少きついことを言っても、母親なのだから、この子のためなのだから。

こんな母子関係は、母親が子離れをしなければ、干渉はどこまでも続きます。例え自立し、結婚しようともです。ついには娘の人生を取り込んでゆくのです。

母親世代が若いころの価値観を肯定しないと、自分自身の生き方をを否定することになります。無意識のうちに自分の生き方を最善と考え、娘にも同じ道を歩ませようとするのです。

一方、自分が選べなかった恵まれた環境に嫉妬する母もいます。
自分の時代は無理だったと娘をうらやむ気持ちが、娘の仕事や恋人を否定したりして、娘の幸せを素直に喜べないのです。

長女症候群について

母娘問題のひとつに「長女症候群」と呼ばれるものがあります。

母親は初めての育児で何かと過保護になりがちです。子どもの側も、弟や妹が誕生することで姉としての役割を期待されます。長女は母親の期待と家族のために求められる役割をいつの間にか担っていくというものです。

「さすがお姉ちゃん」と褒められ、嬉しい気持ちが子ども心に起こるのは当然です。しかし、何度も繰り返されるうちに、「褒められて嬉しい」から「褒められるために」「自分の気持ちを押し殺して」がんばり過ぎる習性が身に付いてしまうのです。褒めてもらうことをしないと褒めてもらえないと思い、承認欲求も強くなってしまいます。

親に依存して自分の人生を生きられない

大人になってからもあらゆる面に影響を及ぼします。進路や結婚を決めるときも、自分がどうしたいかよりも母親の考えを優先してしまいます。いくつになっても精神的に自立できないので、家庭外でも他人の評価を気にするようになってしまいます。

子どもを依存者にする母親は、何でも先回りして世話をします。子どもの先にある障害物をすべて取り除き、人生のレールまで敷いてしまうのです。

子どもへの愛情は深く、娘のために献身的に尽くす母親。休日には一緒に母娘で出かける仲良し親子。はたから見れば、理想的に見えるかもしれません。母親も子どもも、親子の関係がいびつで不健全なものだなんて疑ったことがないかもしれません。気づきにくいだけに、深刻化もしやすい問題です。

歪んだ関係を脱出するための解決法

母親との関係が共依存にあると気づいたら、距離を取ることを試みましょう。

愛情という名のもとの支配は見えにくいものです。距離を置くことで、親と子の関係を客観的に見ることができるようになります。すぐに精神的に離れることはお互いに難しいでしょうから、まずは一人暮らしをするなどして物理的な距離をとってみましょう。

親子関係のなかでは、多かれ少なかれ共依存してしまうことはあります。問題になるのは、その度合いです。母親には母親、娘には娘の人生が存在しています。お互いに自分の人生の決定権だけを自分でも持ちましょう。

子どもを自分の分身のように捉えてしまう母親は、その人生が満たされていないからかもしれません。自分自身がコントロールされてきたかもしれません。
そこから自分を解放して、自分の人生を生きましょう。

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