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鵜飼柔美

自分らしく生きたい女性を応援するリブライフコンサルタント

鵜飼柔美(うかいやすみ)

オフィスファーロ

コラム

自分の親が毒親と思ったら、自分の気持ちをしっかり持とう!

子どもに悪影響を及ぼすのが「毒親」です。家庭という閉ざされた空間で暴力や暴言、無関心を受け続ければ、自信を持てず自己否定的な感情を持って育ってしまいます。親が毒親だと気付いても、親に捕らわれ過ぎることなく前を向きましょう。

毒親の特徴

「毒親」と呼ばれる親には共通する特徴が2つあります。まず、子どもの存在や行動、意思を否定すること。次に、子どもの存在を無視することです。

前者は、子どものやることなすことを感情的に罵倒したり威嚇したりすることでコントロールしようとするといったものです。少しの口答えや反論も許さずに殴るけるの暴力を振るい、心身の健康だけでなくときには命にもかかわるようなケースにも発展します。

直接的な暴力ではなく、「産まなければよかった」というような子どもの存在を否定する言葉を日常的に投げつけるケースもあります。
まわりからも問題行動と判断しやすいタイプです。

それに対して、分かりにくいのが意思を否定することです。過度に干渉することで子どもの意見を否定するのです。子どもの生活を正しく安全な方向に導くための指導ともとれるので、まわりからは良き親と思われているのが厄介です。
エリート育ちの親で、自分が歩んできた道に進ませようとするのも価値観の押し付けです。

後者の「子どもの存在を無視する親」は、関心を向けすぎる過干渉タイプとは正反対です。同じ家で生活しているのに、子どもの存在に気が付いていないかのようにふるまいます。
子どもがスキンシップを求めてもかまってやらず、スマホに夢中になったり、甘えてくる子どもに背を向けて、関係を遮断してしまいます。

極端なケースでは、本来親が担うべき日常的な身のまわりの世話まで放棄する親も存在します。ネグレクト(育児放棄)と呼ばれるものです。

親から受けるモラハラ

たとえ毒親の元に生まれたとしても、暴力や一方的で理不尽な暴言を繰り返されても逃げ場はありません。すべての行動に干渉され、親の思うようにコントロールすべく脅しや揺さぶりをかけられます。外面の良い親であれば、他人からは理想的な親子関係とさえ認識されているかもしれません。
そうなれば、ますます子どもは周囲に頼ることもできずに自分を責めるばかりとなっていきます。

親自身は毒親という自覚がないことがほとんどです。本人はあくまで子どもの将来を思っての言動なのかもしれません。言われる子どもにとっては、自尊心や世の中での居場所を奪われる行為です。

愛されるべき親から何度もモラルハラスメントを受けることで、自分は幸せになる価値のない人間だと思い込むようになります。大人になり自分が家庭を持つようになってまでも、生涯にわたってむなしさや喪失感と闘っていくことになります。

自分の親が毒親とわかったとき

親から愛情と関心を与えられる代わりに、競争を強いられ、時にはけなされるという仕打ちをうけて育ったあなた。褒められるのは、親の意に沿う行動をとったときだけではありませんでしたか。

親の愛は条件付きのものではありません。親に可愛がられず育つことで、子どもの心には消えない傷が残ります。まだ一人では生きていけない子どもが親に否定されることは死活問題です。そのため、不当な扱いを受けるのは、自分に問題があるのだと思い込むようになります。

成長し大人になり自立しても、親の呪縛から逃れることは簡単ではありません。仕事で成功したり、結婚してパートナーや自分の子どもから愛されるようになっても、子ども時代の傷を癒すことはできません。この傷が消えるまでは、自分自身を認めることができず、むなしさと悲しみを抱えながら生きるのです。

社会に出て自立するようになってから、親子関係の異常さに気付くこともあるでしょう。しかし、今となってはどうすることもできないと心の奥底にしまい込んでしまう傾向があります。

過去を清算しようと親に謝罪を求めても解決することはまれです。親を変えることは難しくても、自分の考え方を変えることで事態は好転します。

自分自身をしっかりと持つ

歪んだ親子関係で戸惑いや苦しみ、怒りの感情にとらわれていても、その苦痛がもたらされたのはあなたのせいではありません。束縛されたり、虐待されたり、暴言を吐かれたりする理由は子どもにないのです。

子どものころはひどい仕打ちを受けるのは自分のせいと思いがちです。大きくなると、自分の人生が上手くいかないのはすべて親のせいだと考えるように変わります。どちらの考え方も根本はいっしょです。

自分と親の関係を、客観的に冷静に見つめ直しましょう。
親がしてきたことを過去に戻って変えることはできません。しかし、これから起きる未来は自分の意志と行動でどうにでも動かせます。

今後の人生を決めるのは親ではありません。親がどうであろうと、人生の主役はあなた自身です。

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