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上野誠

10年のFP実務経験を持つ行政書士

上野誠(うえのまこと)

うえの行政書士FP事務所

コラム

終活をめぐる親子のすれ違い

終活 遺言 相続

2018年2月12日

こんにちは。
練馬区の行政書士・ファイナンシャルプランナー上野誠です。

さて2018年2月15日(木)は今年最初の無料相談会を行います。
場所は石神井郵便局さんのフロアをお借りしての遺言・相続の無料相談会です。
詳しくはセミナー・イベント情報欄でご案内していますのでそちらをご確認ください。
2018年2月15日遺言相続無料相談会のご案内

「遺言書を書いてほしい」

遺言に関する相談においては、意外に思われるかも知れませんが「遺言書を書きたい」というご相談ではなく、「親に遺言書を書いてほしいがどうしたらいいか」というご相談を前職時代何件かですがお聞きしたことがありました。
もちろん本人が遺言書を書く気がなければ当然強制できないわけですから、その旨をきちんとご説明させていただくことが大前提になります。

ただそういうご相談をされる方も、親に無理やり遺言書を書かせるわけにはいかないことぐらい重々承知されています。
それでも何か方法がないかと思っていらっしゃるわけです。
ではなぜこういうご相談があるのでしょうか?

いろいろ考えられますが、多くは親と子の間にいわゆる「終活」に関する考え方のギャップがあるからではないかな、と私は考えています。

親側の想いは?

親の側に一番強い想いとしてあるのはおそらく「子供に迷惑をかけたくない」という想いでしょう。
でももしそう思うのであれば「預貯金がどこにあるのか、権利証はどうかなど教えておいてほしい」と思うのは子供の側です。

ところが親の側の「子供に迷惑をかけたくない」という想いはどういう方向に向かうかというと、
「なるべく自分たちの生活をきちんとやっていきたい」
という方向性にいってしまうことが多いように思います。

例えば一人暮らしの私の母親は暇を見ては少しずつ実家の片づけをしています。
また実家の近所の高齢一人暮らしの方もけっこうみなさん日々しっかり暮らしています。
更にお仕事で今までお話ししたみなさんは、いざとなったら家を出てホームで暮らすから、というお考えの方がけっこう多いかなと感じています。
それに親子といっても離れて暮らしていたりすると全部が全部言えないということもあるでしょう。
中には親としての考えは頭の中にあるとご本人はおっしゃってもその内容は死の直前まで言わずにいて、いざとなると結局想いを伝えられないまま亡くなってしまうという方もいらっしゃるようです。

それから、これはあまり言いたくない話ではありますが、将来的な相続財産の分割について争いが生じる可能性があるケースでは、お子さんたち同士でいろいろ活発に動かれるケースも出てきます。
お子さんたちが自分に有利な方向に進むように駆け引きをしていくようなケースです。
お子さん側の思惑はいろいろかもしれませんが、親御さんにしてみればあまりはっきりしたことを言えない理由の一つかもしれません。

はっきりしておきたい子側

一方でお子さん方は、やはりあとで相続手続きが大変だから財産の内容をわかるようにしてほしいとか、葬儀の内容とか、お墓のこととか聞いておきたいことが実は山ほどあります。
残される側としては、何の情報も残されていないのではその後の相続手続きがいろいろ大変になることはすでに各種の媒体でご指摘されているとおりです。

以前にお話ししましたが、私の父親は、亡くなるなんてことをまったく考えていなかった時期に旅立ちました。
私自身、当然父の死後のことなんてずっとずっと先だと思っていたし、うちは賃貸暮らしだったため財産もほとんどなく親兄弟ともめる可能性もうすいので、まだまだ先のことだと思っていました。
ところが葬儀なども親族や葬儀会社の方のおかげで無事に済んでたったひとつだけ困ったことがありました。

それはこのコラムでも何度も取り上げている「お墓」のことでした。
うちの実家は分かれてできた家なので先祖代々の墓等はありません。
父の生前にはお墓のことなど決まっていなかったため年明けのコラムでもお話ししたように父が亡くなってからお墓が決まるまでずいぶん時間がかかってしまいました。

私もいろんな方のお話しを仕事柄お伺いしていましたが、そんな私でも自分のことはこういう感じです。
ですから先のことを決めるということはなかなか難しいところかもしれません。
「迷惑をかけないようにしっかりやる」と思う親の側と「あとが心配だし大変だから早めにはっきりしてほしい」という子の側の想いのずれが「終活」のすれ違いにつながっているとしたら残念なことです。

当事務所はエンディングノートの作成サポートなども行っています。
買ったはいいけどなかなか書けないとかどういう風にすすめていいのかわからないという方もいらっしゃると思います。

またお子さん方の親御さんに対する「終活」対応についてのアドバイスも行っています。
今回の無料相談会でも通常のご相談でも大丈夫です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

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