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宇佐美忠

「住まいの定期借地」専門の不動産コンサルタント

宇佐美忠(うさみただし) / 不動産コンサルタント

株式会社テイ・クリエイション

コラム

定期借地権のダメなところ(デメリットも、いい所もあります)

2021年10月17日

テーマ:教えて定期借地で土地活用

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 空地 活用不動産相続 手続き相続対策

定期借地権のダメなところ

実は、デメリットも、いい所もあります。

定期借地権のダメなところ

大きな点で2つあります。


貸地期間中は、
❶ 用途変更できないこと
❷ 思うように売れないこと

 *ここでは、一般定期借地権(住居向けの貸地を前提としてお話しします。)

 期間の長い定期借地権、賃借人は「建物所有を目的に借地をします」、
 50年以上という貸地期間が設定されます。

用途変更できないこと

この貸地期間中に、何か他の方法で土地を使いたくなっても、途中でやめることは
できません。孫が家を建てたいと言っても、事業で使うからと思い立っても、
決めた貸地期間中は「土地はもどらず使えません」

思うように売れないこと

また、例えば貸地をスタートしたころは赤ん坊だった、孫も大きくなれば、
学費もかかります。援助(贈与)をしてあげたいと「土地を売却しようにも、
売りにくい」

売却しようにも、賃借人が土地を使っているので、思うようには売れません。
売れたとしても、一般に考える金額より安くなります。

この2点が、ある意味「定期借地権のダメなところ」と言えると思います


【参考資料】

どっちが得?「売却」VS「定期借地権」

*コチラの図をご覧下さい。

どっちが得?売却・定期借地

土地を売却すれば、譲渡税約20%、仲介手数料約3%が差し引かれます。
実質手元に残るのは、77%です。

定期借地は、コツコツ収入を積み重ねます。
仮に年利1.7%の地代収入があるとすれば、約45年かけて、売却手残り
(約77%)を越えていきます。だいぶ先のお話ですが、累計収入で越える
ことになり、土地も残ります。

でも、どっちが得かは、先にもらうか、後にもらうか、の価値観の違いで、 比較がしにくく、本人の考え次第だと思います…


(まとめれば)

□このような方にとって、定期借地権はダメに映ると思います。


 ① 土地を使う計画のある方
 ② いずれ売却してお金に替えたい方
 追加で言えば…
 ③ 次の世代に土地をのこす理由がない方 

◎でも、定期借地権は、全然ダメではありません。


 □むしろ、このように考える方に取っては他にない良策です。

 ① 土地を使う計画が「ない」方
 ② 一時的な収入よりも「コツコツと収入を望む」方
 ③ ご自身が相続を受けたように、自分の子にも、
   「土地をのこしてあげたいと考える」方…  です。

 いかがですか、
 あなたは、どちらが合っていますか?
 (なるほどと、思われた方は、どちらも比較してみては如何でしょうか?)


詳しくご説明した動画はコチラです。

この記事を書いたプロ

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