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渡辺俊輔

組織づくり支援で“勝てる”中小企業に導くコンサルタント

渡辺俊輔(わたなべしゅんすけ) / 経営コンサルタント

組織コンサルの会

コラム

管理職の7つの役割と仕事⑥「人を動かす」

2022年6月28日

テーマ:管理職育成

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 組織マネジメント組織開発労務管理

儲け続ける組織作りに欠かせない「管理職の育成」

管理職に教えるべき「7つの役割と仕事」

  1. 「実行管理」
  2. 「提言」
  3. 「翻訳」
  4. 「人間関係作り」
  5. 「人材育成」
  6. 「人を動かす」
  7. 「組織を作る」

⑥「人を動かす」


部下との人間関係を築くことができ、人材育成もできる環境となれば、あとは上司の指示を的確に実行する部下になってもらうだけですがここにも難しさがあります。部下が常にやる気をもって仕事に当たるためには「人を動かすコミュニケーション術」が必要となるのです。簡単に言えば「相手に合わせた話し方をする。」です。

世界的に有名な人間分析の手法に「ソーシャルスタイル」というものがありますがご存じでしょうか?下図のように、働く人のタイプを動物に例えて4つに分類しています。


  • ライオンタイプは行動派で、強いプライドを持ち、困難への挑戦が大好きで、「難しい課題を乗り越え、仕事のできる私を認めて欲しい。」という思いがあります。
  • サルタイプは感覚派で、楽しいことが大好き。ビジョンや夢を語り、人を動機づけるのがうまく、「人の気持ちを盛り上げる私を認めてほしい。」という思いがあります。
  • 思考派のキツネタイプは、正確な事実や理論、明確なメリットを重視し、「きちんと仕事をやり遂げる論理的な私を認めて欲しい。」という思いです。
  • ヒツジタイプは協調派で、共感・やさしさ・仲間というキーワードを好みますが、心の真ん中にはいつも「不安」があり、安全な場を求めつつ、「人を思い、人の輪を大切にする真面目な私を認めて欲しい。」という思いがあります。


お分かりの通り、どのタイプがいい、悪いではなく、すべてのタイプが会社には必要で、それぞれの良さがあります。また、すべての人がどれか一つのタイプに分類されるわけでもなく、ライオンっぽいサルもいれば、キツネの要素を持ったヒツジもいます。大切なのは「自分と他人は違う。」という理解です。

まずは、動かしたい相手がどのタイプなのか、それをしっかりと理解してください。タイプによって仕事に求めることが違いますので、指示の出し方、伝え方も変わっていきます。

例えば、ライオンタイプは、できる自分を証明したいので、あえて仕事を困難なものにし「この仕事、難しいですができます?」と少し挑発的に伝えると概ねノってきます。逆にヒツジタイプは心にいつも不安を持つ心配性ですから「この仕事、一緒にやりませんか?」と伝えるだけで、心配がなくなり、仕事を受けてくれます。サルタイプは非常に単純で「この仕事、すごくやりがいあって、楽しいですよ」と言えば、ノリノリで仕事を受けてくれますし、逆にキツネタイプは論理的な説明で実施する意義を伝えることが大切なのです。

何が相手の価値観で、何が相手のモチベーションになり、どんな言葉で伝えるかを、相手のタイプに合わせて変化させるのが、「人を動かすための技術」です。

しかし、多くの管理職が「自分のタイプが動く言い方」をしています。例えば、成果を出す強烈に強いライオンタイプの課長は、厳しい言葉でヒツジタイプに指示を出しています。ヒツジタイプは横暴な言い方をするライオンタイプの上司に恐怖を感じてしまい、仕事の生産性が極端に落ちることになるでしょう。実はライオンタイプは厳しい言い方をされると心に火が付き、頑張るタイプなのです。つまり「自分が動く言い方」を他のタイプに使っているのです。それでは他の3タイプは全く動きません。

相手のタイプになりきり、そのタイプが動く言い方をする。これを多芸性と呼びます。慣れないと非常に難しいスキルですが、組織で働く管理職には必須のスキルと私たちは定義しています。

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渡辺俊輔

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