騒音計の指示値と測定値は違う
では、一番気になっていた精度について調べてみたいと思います。
先ずは音響校正器による騒音計の指示値を見てみます。
音響校正器とは 94.0dB(1kHz)の電気信号を発生する装置で、この校正器にマイクロホンを差し込み、騒音計の指示値が適正かどうかを確認します。
えっ?・・・まさかの -0.5dB!
この後何度か試してみましたが、0.1dB 程度のバラツキはあるものの、おおよそ -0.5dB 程度で安定していました。
もちろん、校正器の対象ではない騒音計なので、指示値は参考値として考えなくてはなりませんが、それを考慮しても、これは十分な精度と言えるのではないでしょうか。
では、実際の音源を用いた測定ではどうなるでしょう。
以下の5つの条件で普通騒音計(計量法第71条)との指示値を比較してみました。
(1)変動騒音(環七通りの道路騒音)
(2)衝撃騒音(ペットボトルを倒す音)
(3)定常騒音(掃除機の動作音・空気清浄機の動作音・暗騒音)
なかなか面白い結果となったのですが、
それは、また次回以降で・・・