コラム
20煎を越えて淹れられるプーアール茶
2019年10月8日
寒露が草花に宿る頃。
肌寒くなってまいりました。
20煎を越えていただけるお茶のうわさを聞いたことがございますか?
昨年夏にこちらのお茶「冰島」ビンダオと中国語で呼ばれるお茶に出会いました。
そして、昨年冬にも。
この度は、今月の中国国際茶文化研究会認定中国茶指導老師資格取得講座で召し上がっていただきました。
雲南省の普洱茶です。
昨年夏に訪れた北京ではじめて淹れていただき、何煎も何煎も味覚のどこかに柔らかい甘みが感じられ、
もう、20煎を越えましたよ。という言葉に驚きました。
お茶の葉に顔を近づけたときに感じる香りは、他の普洱茶とは違う華やかさがあります。
大切にしているお茶を喜んでいただきたいために淹れてくださる。それが伝わるお茶だと思いました。
急に人気になりましたので、まだ書籍にも載っていません。
私が教えていただきましたのは、
1908年から生産が開始され2008年から「冰島」の名前で有名になったということ。
包みには、雲南大葉種晒青茶とあります。
産地は、雲南省臨滄市双江県勐庫冰島。
特徴は、淹れる前の葉は黒緑色で太く厚みがあり柔らかい。
芽が大きく、古茶樹の葉なので葉脈が多く味が濃い。内容豊富。
渋みが甜みに変化していると味わいましたメモに書いてありました。
20煎を越えて尚その響きが糸のように続くお茶。
味わってみたいと思いませんか?
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