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相続・年金・ライフプラン、中高年の皆さまの相談相手のFP

高伊茂(たかいしげる) / ファイナンシャルプランナー

高伊FP社労士事務所

コラム

年金制度のしくみ、その2

2021年7月22日

テーマ:年金セミナー

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: ライフプラン 相談社会保障制度

年金制度のしくみ、その2

前回は、日本の年金制度は公的年金と私的年金に
わかれていて、公的年金には厚生年金と国民年金が
あるとお伝えしました。

きょうは、公的年金の特徴についてお伝えします。

日本の公的年金には3つの特徴があります。
(1)国民皆年金
(2)社会保険方式
(3)世代間扶養

それでは、順にポイントをご案内しましょう。

1.国民皆年金
日本にいる20歳以上60歳未満の人は、必ず
年金制度に加入するということです。

たとえば、20歳以上の学生で収入がなくても、
国民年金に加入しますし、日本国籍を持っていない
外国籍の人も日本で会社勤務していると、厚生年金に
加入します。

もちろん、厚生年金の場合は、20歳未満あるいは
60歳以上で加入している人もいます。

2.社会保険方式
皆さんは、毎月あるいはボーナス時に保険料を収めて
いるわけですが、その保険料の納付記録に応じて、
受け取れる年金額が決まるということです。
そこが、税金との違いといえるでしょう。

3.世代間扶養
昔は、一軒の家に4世代あるいは3世代一緒に暮らして
いて、お年寄りや体の具合の悪い人の面倒をみていました。

ところが、核家族化の進展あるいは一人暮らしの増加で、
そのようなことができなくなりました。
そのため、みんなでお金を出し合って、お年寄りなどの面倒を
みているのが今の姿です。

次のような表現のほうが、具体的にわかるでしょう。

現役のサラリーマンと会社(事業主)が保険料を負担して
その保険料を年金世代が受け取れるしくみになっています。
ですから、現役世代の人が年金受け取り世代になったときは、
そのときの現役世代の保険料で年金を受け取る。この形が
循環していきますので、年金制度が維持できるのです。

また、インフレにも強いといえます。
なぜならば、インフレになれば、給料も上がっていきます。
給料が上がれば、保険料収入も増えますので、年金額を
増やすことができるのです。

ですから、この世代間扶養があるのは、個人年金との
大きな違いであり、年金制度が維持できる最大のしくみ
というわけです。

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