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高伊茂

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高伊茂(たかいしげる)

高伊FP社労士事務所

コラム

こんなときは、遺族厚生年金が支払われない

年金セミナー

2018年11月9日 / 2018年11月13日更新

入社したばかりのときに事故に遭い、遺族厚生
年金が払われない場合などがありますので、
ご注意願います。

遺族年金を支払う条件として、保険料納付要件が
あります。
学校を出て入社したということは、基本的に厚生
年金に加入しているはずだから、えっ?と思いに
なる方がいます。
厚生年金の保険料は事業主が保険料納付義務がある
ので、信じにくいですが、実際にはあるのです。

保険料納付要件は、次の2つです。

原則:死亡日の前日において、死亡日の属する月の
   前々月までに国民年金の被保険者期間がある
   場合は、その被保険者期間の保険料納付と
   免除された期間を合わせた期間が3分の2
   以上必要

特例:死亡日が平成38年(2026年)3月31日以前で
   あれば、死亡日において65歳未満であり、
   かつ死亡日の前日において、死亡日の前々月
   までの直近1年間に保険料の滞納がないこと

なぜ、死亡日の前日なのでしょうか?
 亡くなった人が保険料を納めていなかったこと
 がわかり、あわてて保険料を納付してもダメだ
 ということです。

なぜ、死亡日の前々月なのでしょうか?
 毎月の保険料は、翌月末までに納めることに
 なっています。
 例えば、11月9日に亡くなったとします。
 9月分は10月までに納めているはずですので、
 納めているかどうか判定できるのは前々月分
 までということになります。

したがって、学生で20歳から国民年金に加入したが
入社するまでの期間、国民年金の保険料を納めて
いない人の場合、入社直後に事故に遭うと障害厚生
年金や遺族厚生年金を受け取れない恐れがあります。

そのようなことにならないように、学生納付特例制度
がありますので、お住いの市役所・区役所等に確認
願います。
   

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