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西﨑努

顧客の利益を最優先に考えた資産運用を提案するIFA

西﨑努(にしざきつとむ)

リーファス(ReFAs)株式会社

コラム

資産を増やしたい!

「ハイリスクハイリターン」。投資には、そんなイメージがありませんか?今回は、株式と債券、投資信託、それぞれのリスクとリターン、そしてお金を増やすための資産運用のノウハウをご紹介します。

各種投資方法のリターンとリスク

投資というと、ハイリスクハイリターンといったイメージを持つ人は多いでしょう。

しかし一口に投資といっても、短期間で大きな利益を上げられるものもあれば、少ないながらも長期間に渡って安定した利益を上げられるものまでさまざまです。

それではまず、投資方法別に簡単にリターンとリスクについてご紹介します。

【株式】
株式投資は自分がこれから成長し、株価が上がると予測した企業に投資をするもので、予測通り株価が上がれば、その企業から配当として、投資した額に応じた利益を受け取れます。また株価が上がったところで、株式を売ることで利益を得ることもできます。

一般的には株式を買い、上がったら売るということを続けていくことで、利益を得るのが、株式のリターンです。債券に比べ、リスクも高い分、リターンも高くなります。

株式の取引は「現物取引」と「信用取引」の2つの方法があります。現物取引とは、自身が持っている資金の範囲内で行う取引です。これに対し信用取引とは、証券会社に担保を差し入れることで投資資金や有価証券を借りて行う取引です。

信用取引のほうが大きな金額で取引を行えますが、投資した企業の株価が下がれば、自身が持っている資金以上の損失も被ることになります。これは場合によっては破産する可能性もある大きなリスクです。また国内株式、海外株式とあり、海外株式のほうが為替の値動きも影響されるので、よりハイリスクハイリターンとなる傾向にあります。

【債券】
債券は、投資家が国や企業にお金を貸し、一定の期間を経て利息を付けて返してもらうという投資方法です。満期になれば返済されるという点では定期預金のような形でリターンを得ますが、途中解約をした場合には損失となる可能性もあります。株式に比べると、大きなリターンはありませんが、お金を貸した先(国や企業など)が破たんしない限り、満期まで保有すれば約束された金額が返ってきます。

株式と同様に、国内債券、海外債券がありますが、基本的には預貯金よりも高い金利を受け取れますが、国内の市場金利は低水準が続いている為、国内債券は必ずしも預金より高い利息を受け取れるとは限りません。また海外債券であれば日本国内の定期預金より高い金利を受け取れる可能性は高い代わりに、為替変動によっては元本割れとなる可能性もあります。

【投資信託】
投資信託は、運用の専門家であるファンドマネージャーが投資家から資金を集め、運用管理をします。

投資先は株式や債券のほか、不動産投資信託(REIT)のように間接的に不動産へ投資するものもあります。リスクとリターンは何に投資するかによって大きく変わります。

投資信託の注意点は、購入時と運用中に発生する手数料です。一般的には株式や債券投資を行う場合に比べて手数料負担が大きくなる可能性が高い為、ある程度の利益を上げないと、受け取るリターンも少なくなります。

さらに、仮に投資先が損失を出したとしても、取引手数料は差し引かれるため、投資家は投資に対する損失に手数料が加わり、損失はより多くなります。

短期・中期・長期で見たリターンとリスク

投資はリターンとリスクのバランスを考えて行うことが重要ですが、もう1つ気をつけなければいけないポイントは投資する期間です。

例えば直近でお金が必要という場合は、債券のように一定期間待たなければならない投資は向いていませんし、そもそも投資資金にしていいのかという疑問もあります。逆に定年後の資金をじっくり増やしたいという場合は株式投資だけでは値動きが大きくなり過ぎるとも言えるでしょう。

ここでは短期・中期・長期で見る投資のリターンとリスクについてご説明します。

【短期】
余裕資金をリスクを取っても増やしたいという方は、短期で利益を出せる可能性がある株式がおすすめです。常に景気動向や社会情勢をチェックし、株価の変動を予測しなければならず、失敗するリスクは少なくありませんが、上手くいけば短期で大きなリターンを得られます。もちろん損失が発生する可能性も高いことを考慮しておかなければいけません。

【中期】
1年から10年の中期で資産を増やしたい場合のおすすめは、2つあります。

ローリスクローリターンを狙うのであれば、個人向け国債や国内債券。ミドルリスクミドルリターンを狙うのであれば、外国債券や投資信託です。国債は国が破たんするリスクは低いため、安定性があります。社債は国債よりはリスクがありますが、その分リターンは国債と比較すると大きくなります。

外国債券は為替の値動きを考慮に入れる必要がありますが、先進国通貨なら株式よりは比較的値動きが少なく、金利も日本国内に比べると高い水準が期待できます。

投資信託は株式、債券など複数の商品を分散投資できることから、リスクを軽減でき、投資先によって債券よりも高い収益を得られます。しかし投資信託は投資対象によりローリスクローリターンからハイリスクハイリターンの商品まで幅広くあるため、自分は投資する投資信託の中身をしっかりと理解しておくことが重要となります。

【長期】
定年後の資産形成や継続して安定した利益を得たいといった場合、20年以上の長期で資産を運用できるなら不動産投資がおすすめです。不動産はここまでご紹介してきた金融資産ではありませんが、良い物件や土地を強いれることができれば、長期に渡って安定したリターンを得られます。しかし良い物件情報は誰でも簡単に手に入るわけではなく、選別が上手くできるかどうかによって成果も大きく変わってくるという特徴もあります。

リスクとしては、初期費用が必要なことや空き室、リフォーム代、管理費がかかるといったものがあります。またローンで購入する場合では金利リスクを考える必要もありますし、実物資産であるがゆえに資産の老朽化や修繕なども考えて行わなければなりません。また現金化がすぐにできるかどうかはわかりませんので、いざという時に売却することを念頭に投資するにはあまり向いていません。

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