岡田宏之プロのご紹介
「知財のかかりつけ医」として、中小企業の特許取得をサポート(3/3)
「目に見えて人の役に立つ仕事に」。研究者から弁理士へ
岡田さんの元には、商品として完成していないばかりか、アイデアの段階で相談に訪れる人もやって来ます。そのアイデアが実現可能であれば、クライアントと協力して製品の打ち合わせなどを行い、特許取得に向けて中身を具体化していきます。反対に具体的なアイデアが定まっており、取得に向けた申請を依頼された場合は、特許取得までの最短距離をサポートするなど、クライアントの要望によって仕事の進め方はさまざま。また、特許を取るべきものは取る、取る必要のないものは取らないという見極めが大事だと主張。特許取得には、自身の発明についての情報を公開することになり、場合によっては自分たちのノウハウを世にばら撒くことにもなってしまいます。商品の発売時期に合わせて特許を取得する、場合によっては取得しない方がいいなど、戦略的なサポートも充実しています。
元々は大学の研究所で勤務していた岡田さんですが、研究によって世の中の役に立っているか確信を持つことができなかったと言います。また、発明者はゼロから物事を生み出していきますが、自分にそうした能力が不足していると痛感。一方で、弁理士のように一を何倍にもしていくような能力にこそ、適正があると気付いたそうです。その後、弁理士になろうと決意して研究所を退職し、現在の事務所で下積みを経験しながら試験に合格。現在は先代から指名を受けて代表に就任しました。「目に見えて人の役に立つ仕事がしたい」と考えた過去の経験は、中小企業の財産を守るという今の仕事に生かされています。
(取材年月:2013年12月)
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