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菅原邦夫

医療施設のリフォームや増改築に強い一級建築士

菅原邦夫(すがわらくにお)

株式会社 パンダ設計

コラム

スリッパ履き替えを止めて、患者さんの動きをスムーズに!~クリニック改修事例を通して~

2015年9月27日

「患者さんが入口にあふれてしまって、待合室がごった返している。どうにかなりませんか。」

最近、弊社で相談を受け、改修を行った事例です。
このクリニックは、小児科と内科を併設していて、子連れの親御さんと高齢者で待合室はあふれていました。
患者さんは入り口で靴を脱いで、スリッパに履き替えることになっていました。

靴箱に入りきらない靴が土間に散乱し、赤ちゃんを抱いたお母さんがその靴をまたいでスリッパに履き替える。
ベビーカーは外に置いておくしかない。杖をついたお年寄りも不安げな様子でスリッパに履き替えている。 
見ていると本当に危ない状態でした。

私は、「靴のまま履き替えずに診療所内へ入る」ことと、
「内科と小児科患者の待合室のレイアウトの変更」の提案をしました。
靴箱を取り除いて入口をすっきりとさせ、その分待合室のスペースを広く取って、椅子の置き方も変えました。
ベビーカーや車いすがそのまま入れるよう、小さな段差もなくし、バリアフリーとしました。

改修後、すぐに効果はあらわれました。
患者さんは入口で止まることなく、受付から待合室の椅子へと、スムーズに移動していただけるようになりました。
靴の履き替えという動作を一つ減らすだけで、診療所内の動線はずいぶんシンプルになったのです。

土足か否か、というのは、単純に患者さんの靴に泥がついているかいないか、という問題です。
最近は道路事情が整っていますから、泥だらけの靴で訪れる患者さんはほとんどいません。

それほど大きな改修を行わなくても、日々の診療が格段にスムーズになります。
お困りの事案がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

医療リフォームコム
http://www.iinreform.com/

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