まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ東京
菅原邦夫

医療施設のリフォームや増改築に強い一級建築士

菅原邦夫(すがわらくにお)

株式会社 パンダ設計

コラム

医院、福祉施設の防火対策〜スプリンクラー設置〜を一緒に考えましょう!

2014年7月15日

昨年10月に起きた福岡県の整形外科医院の火災を覚えていらっしゃる方は多いでしょう。
未明に起きた火災で入院患者8名と前院長夫婦2名の計10名が亡くなりました。
この医院にはスプリンクラーがなく、防火扉も作動せず、初期消火は行われませんでした。

スプリンクラーの法的な設置義務が課せられている病院、
診療所は延べ床面積3,000平方メートル以上の施設です。
福岡の医院には設置義務はありませんでした。

福岡での火災を受けて、全国の病院へ消防法による一斉査察が行われました。
私がこれまで改修を担当した病院の中でも2件査察が行われましたが、
問題点は指摘されなかったとのことで、私も安堵しました。

厚生労働省は入院機能がある小規模病院・医院にもスプリンクラー設置費用の半分を
補助する制度を始めました。病院以外の19人まで入院できる有床診療所が対象で、
全国に約9,300あります。グループホームやその他の社会福祉施設への補助金制度もあります。

スプリンクラーの設置というと、大掛かりな設備投資が必要となるために
二の足を踏んでしまう経営者の方は多いでしょう。
しかし、いざという時、入院患者を短時間に避難させるのは実に困難です。

スプリンクラーで初期消火ができれば、避難時間の確保につながります。
また、スプリンクラー設置というのは病院・医院の付加価値を高めることにもつながります。
行政の補助金を上手に活用してスプリンクラーの設置を進めませんか。

設置方法も変わって来ました。従来では建物の地下に10~15トンの水槽の設置が必要でした。
しかし、現在では水道に直結してスプリンクラーをつけられる簡易型の技術も開発されました。
過去に私が設計を担当した3階建ての福祉施設ではこの水道直結型のスプリンクラーを設置し、
費用的にも抑えることができました。

補助金申請のご相談もお受けします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

医療リフォームコム
http://www.iinreform.com/

この記事を書いたプロ

菅原邦夫

菅原邦夫(すがわらくにお)

菅原邦夫プロのその他のコンテンツ

Share