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コラム
雪の被害〜火災保険申請のポイント
2022年1月7日
あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
新年早々から東京でも久しぶりに雪が積もりました(>人<;)
道を歩く時も滑らないように恐る恐る歩いています。。
弊社は昨日の雪の中、ご依頼いただいたお客様のご自宅を調査させていただいていたのですが
予想以上の降雪で、お客様の建物に雪が積もってしまい、途中で調査を断念することになってしまいました。
予報では積雪1センチでしたが実際は10センチまで積もりました。
過去関東エリア(特に首都圏)で雪がある程度積もったと言えるのは
2014年2月と2018年の1月です。
今回は首都圏では2018年1月以来の積雪と言ってよいかと思います。
特に2014年2月は関東エリアでも大変な大雪となり、首都圏でもカーポートが潰れて車が破損したなど、大変な損害をもたらしました。
この時に保険金を受け取られた方も多いのではないでしょうか?
山梨のお客様に伺った話ですが、住宅地なのに山から降りてきた鹿が道路で凍っていたとのことです(゜o゜;;
そこで今回は雪の被害での火災保険申請のポイントを簡単に説明しておきたいと思います。
雨樋の損害
雪が積もる場所として一番損害が出やすいのは雨樋です。
雨樋は雨をスムーズに地面まで落とすために、うまく傾斜をつけて施工されているのですが、雪が積もり、荷重がかかると雨樋の(特に中央付近が)地面方向に落ちてしまうために雨水をうまく流せなくなってしまうことがあります。
極端に曲がっていれば気付きやすいのですが、多少の曲がりであればなかなか気づきにくいかと思います。
雨樋を建物に付けるための止め金具が外れてしまっている場合もあります。
この現象をそのままにしておくと曲がった箇所にゴミが溜まりやすくなり、荷重がかかってどんどん曲がったりしますが、その時に保険金申請しても「経年劣化」と判定されかねません。
その判断は少し難しいところです。
屋根瓦のずれ
今回の東京で降った雪では考えづらいのですが、雪の重さで屋根瓦などの屋根材が下にずれてしまう場合があります。この場合は後々の雨漏れの原因にもなりやすいので早めにチェックしておかければなりません。
後々に雨漏れ被害が出ても保険金を受け取れない場合があります。
カーポートの損害
先にも書きましたが、カーポートは被害がわかりやすいですね。
雪の重みでカーポートの屋根が割れたり、支柱が曲がることもあります。
2014年2月の大雪はこの被害報告がたくさんありました。
庇、換気扇フードの凹み
庇はそもそも大きな荷重に耐えられるようには作られていませんので、被害が出やすい箇所です。
庇も換気扇フードも建物の一階にあるのが多いかと思いますが、2階の屋根に積もった雪がまとまって落ちてきて庇や換気扇フードなどを破損させる場合があります。
早めの調査と申請が最大のポイント
簡単にご説明致しましたが、それらの損害をご契約者が見つけ出すことはなかなか難しいことです。
保険会社も自然災害があるたびにご契約者の建物の被害状況を隅々まで調査することはやっていません。
雪の被害に限らずですが、火災保険金の申請は時間をおかずに調査を早めに実施して、申請することがとても大切です。
弊社はお役に立つことができると思っておりますので、いつでもお問い合わせお待ちしておます。
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