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コラム
土砂崩れ被害の補償は?
2020年1月21日 公開 / 2021年2月24日更新
水災補償に入っていないと土砂崩れによる被害での保険金は受け取れない!
毎年ニュースで報道される土砂崩れによる被害。実は火災保険での保険金の支払いは【水災被害】として認定されることはご存じでしたでしょうか。
そのため土砂崩れの被害に見舞われた方々は補償範囲が水災までカバーされていない場合、保険金を受け取ることができません。
また、加入されている火災保険で水災被害までカバーされている方は決して多くはないのが現状です。
もちろん都心で土砂崩れが発生する事はほぼありません。山の麓や崖などに位置する場所にお住いの方が気を付けなければならないのが土砂崩れです。
水災は浸水被害だけではない!
水災被害に関しては主に河川の氾濫による浸水被害と思っている方々がほとんどで大きな川の近くに住んでいる方や、ハザードマップに該当する浸水被害の危険地域に属する地域にお住いの方達が水災被害まで補償範囲を拡大するのが多いです。
土砂崩れのリスクは大丈夫ですか?
台風被害での保険金申請の多くは強風による風災被害がほとんどです。
その次が浸水による水災被害です。昨年の台風19号では水災被害に遭われた方も少なくありません。そして最後に土砂崩れによる水災被害です。
では、なぜ台風による土砂崩れが水災被害に認定されるのでしょうか。
【それは台風に伴う「大雨」によって生じた被害であるといることです。】
ほとんどの方達が水災被害は浸水被害に遭った時に補償されるものであると思っています。
しかし、山の麓などにお住まいの方達は浸水被害を想定するのでしょうか。
河川の幅は下流になればなるほど広がります。そのためニュースなどでは利根川や江戸川そして多摩川などが取り上げられます。都心部に流れる河川であり浸水した際には尋常ではない被害が予想されることも大きな要因ではあります。
ですが山の麓は河川の上流部分にあたり川の端は非常に狭いです。尚且つ近くに川がない地域もあります。
そのため、川が氾濫し床上浸水の被害などの可能性は極めて低いことから水災被害まで補償する方が少ないのです。
ですので、土地の特徴や地域性で生じる自然災害による被害を把握することが極めて重要である事を理解してください。そして、保険の補償範囲でカバーされているかを確認してください。
これからの日本は自らの知識で財産やマイホームを守る事を理解しなければならないのだと思います。
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