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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

『秘密の共有』

田村哲也

田村哲也

お互いの距離を縮め
仲良くなるコツのひとつに
『秘密の共有』がある

職場での
「実は・・・」
「ここだけの話・・・」
「○○さんってありえない・・・」

そこに潜む
私は知ってる・・や
悪口や罵詈雑言の先で
「そう思うでしょ」・・を誘導し
 徒党を組む!
 ・・・何処かしこで!

そしてそこではない別の場所で
「◇◇さんが言ってたよ」って
 ・・・お前が仕向けた話じゃんw

噂話や三面記事は
いつの時代も誰だって大好物

しかしながらいまの時代
 気を付けないとエビデンスが・・・

テレワーク訴訟

完全テレワーク勤務で
営業資料等の
 デザイン業務の女性の話だ

「有給休暇という概念は
  この会社にはないんですかね」
「スタッフの育て方下手ですよね」
「○○って馬鹿なの」

退職した社員が返却したPCから
その女性との間でのダイレクトメッセージ
(それがエビデンスとなり社長の目に)

社長よりその女性へ
「辞めた方がいいと思います」
「どうやって信頼関係を築けるのですか」

会社は管理監督を理由に
 ⇒テレワークを禁じ出社命令
 ⇒従わないので無断欠勤扱い
 ⇒今までの勤務時間にも虚偽アリ

女性側の主張は
 ⇒PCの操作記録(時間)以外での
  真っ当な業務遂行性
 ⇒出社命令は業務上の必要性なし

すべった転んだと
訴訟に発展し・・・4か月後
 会社側が女性に解決金を支払い
 互いに誹謗中傷しないなどを
 条件とする和解が成立
 (もちろん退職)

テレワークの心理

裁判上の行方はさておき・・・

リアル井戸端会議
(給湯室や居酒屋)なら
 ここには帰着しない流れだが
 可視化されたエビデンスが
 デジタル上に残ってしまう
 昨今の危うさ

そして
テレワークの弊害として
よく耳にするのが
 *成果や業務進捗がわかりずらい
 *コミュニケーション不足
 *モチベーションダウン・・とか

確かにそれらは「ゼロ」ではない

しかし
 それらがもたらした話と
 今回の話は交わらない

その根底にあるのは
 ヒトは群れを感じていないとダメな
 弱い生き物であり・・・
 重ねてどこかでいつでも
 承認欲求の塊な訳で・・・

その辺の自覚を踏まえた上で
 テレワークという権利を
 有効に操縦し
 自己完結を意識しないと・・

この手の話はいつだって
双方における主体性や本質は論じず
 環境や仕組みのせいに
 し過ぎなんじゃないのかなw

あら捜し

いろんなことを
 言いたくなる気持ちもわかる
 多少のガス抜きも必要・・・

ただそれが
 ただの愚痴なのか
 自身のエゴなのか
 本気のメッセージなのか否か

その境目を
居酒屋レベルの話なのか
お天道様の下でも言えることなのか
 そんな物差しを
 自分自身で持ち合わせていたい
 ・・・といつも思っている


そして最後に
マネージャー以上のあなた!
 以下の特徴を示す者を
 出来るだけ早く炙り出すことが
 あなたの役目・・・なんですよ!?

去るべき者が去らずに
無意味で
 諦めのカルチャーだけが蔓延

スタッフ間の
 ネガティブオンリーの会話を
 野放しにしてはいけない!

*個の問題なのか・・
*組織の問題なのか・・
*仕組みやルールの問題なのか・・
*マネジメント上の問題なのか・・

企業に限らず
クラスやサークルや
様々なコミュニティにおいて・・

『秘密の共有』がはびこることに
 トップはいつだって
 細心の注意を払わねばならない!

それこそが
「緊急」ではないが「重要」と言える
 第二領域
 最たることでもあるからだ!

#298

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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