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コラム

「数に強くなる本」

2018年7月2日 公開 / 2018年9月7日更新

先週
なにげなく手に取った一冊

東大→JAXA→人気数学塾塾長が書いた
【「数に強くなる本」人生が変わる授業】
著:永野裕之

・・・なんと一気読みだった

少し紹介しながら今日のコラムに

現金割引とポイント還元・・どっちが得⁉

「家電量販店って
 現金割引の店とポイント還元の店ってあるじゃないですか
 あれってどっちの方が得なの?」

≪例えば1万円の商品を購入≫
 ▪A店⇒20%のポイント還元
 ▪B店⇒20%の現金割引

 ★答え:同じ率なら現金割引の「B店の方が得」

▪A店は
 1万円払って20%のポイント還元だから2,000円付く
 ⇒1万円の商品と2,000円分のポイントを手に入れた
   よって12,000円に対して2,000円の割引をしてくれた
   【2,000÷12,000=16.7%(の割引率)】

▪B店は
 1万円の20%割引だから2,000円安く買える
 ⇒2,000円のお得を10,000円で買った
  よって10,000円に対して2,000円の割引をしてくれた
  【2,000÷10,000=20%(の割引率)】

ヤマダ電機よりケーズデンキだなっ・・・うん!
(ポイントの方が何だかお得って、錯覚⁉)

それはさておき・・

数字は非常に強い説得力を持っている
厳密に比べられるし
無駄な説明やどうでもいい言い訳は不要

いつでもそれを肝に銘じていたい・・・うん!

黄金比

私達が美しいと感じる長さの比率は
正五角形の中に潜んでいるとか

正五角形を書いてみて・・・
上から順に時計回りに
A・B・C・D・Eと折点に書き込む

AとCを結んだ対角線(ロ)と
その正五角形一辺(イ)の長さは・・・
【イ:ロ=1:1.618】

この比率を「黄金比」といい
古代ギリシャの彫刻家ペイディアスが
名付けたそうだ

驚くことに名刺の縦と横の比は
ほぼ黄金比になっている

そして黄金比になっている長方形を
「黄金長方形」と呼ぶそうです
(全く知らなかったー)

「黄金長方形」は最大の正方形を除くと、
残った長方形もまた黄金長方形になるという
非常に興味深い特質がある
(名刺の左上をパタンと△に折ると
 残った右側の小さな長方形も
 「黄金長方形」になるという意味です
 ・・・わかったかな?)

芸術作品にも黄金比が多数あるらしく
ミロのヴィーナスは
足元からへそまでの長さと全身の長さ
あるいは上半身と下半身の長さなどが
「黄金比」になっている

モナリザやギリシャのパルテノン神殿やピラミッドetc・・・
黄金比が見られる芸術作品やデザインの例は
枚挙にいとまがないとか

黄金比って「ビール」と「ビールの泡」のことだと (笑)

それはさておき
きっと人の持ち合わせている美や
心落ち着く感覚やスッキリするそれらには・・・

そういった五感が感じる何かには
数字が隠されていることに驚き
何も知らない自分が少々恥ずかしくもあり・・・

そしてこういったセオリーのようなことって
日常やビジネスに
きっと沢山潜んでいるのではないかと
思わずにはいられない

トークやプレゼン資料や
時間配分なんかにも・・・
「話す」と「聞く」のバランスとかも・・・
気を付けなければならないですよね

割り算には2つの意味

「〇を6個書いてください。
 そして6÷3=2という割り算を
6個の〇を使って表現してみてください」

結果は2つのグループに分かれます
▪Aグループは
 【○○】・【○○】・【○○】

▪Bグループは
 【○○○】・【○○○】
 (こっちは少数派だとか)

どちらが正解というのではなく
割り算には2つの意味があり
AとBはそれぞれの意味をあらわしているからです

問い掛けを置き換えると分かりやすい
▪Aグループ思考
 「6個のキャンディーを3人で分けると
 1人はいくつもらえますか?」
 【6÷3=2】
 @一人は2個もらえる(が答え)
 この様に全体をいくつかに
 等しく分ける割り算のことを
 「等分除(とうぶんじょ)」

▪Bグループ思考
 「キャンディーが6個あります
 3個づつ袋に入れると何袋作れるでしょうか?」
 【6÷3=2】
 @6個のものを3個づつに分けると
  袋が2つになる(が答え)
 この様に全体を同じ数で分ける
 割り算のことを「包含除(ほうがんじょ)」

よって、こんな感じ・・・
◆速さ=距離÷時間 「等分除」
◆時間=距離÷速さ 「包含除」
◆平均=合計÷人数 「等分除」
◆体積=質量÷密度 「包含除」
大切なのは2つの意味があるという認識


先日、お手伝いしている会社さんの若手スタッフに
「売上」と「変動費」、「粗利」と「粗利率」・・・
というような話をする機会があった

「○○率」という話になると
比較的理解力が低下する傾向が否めない

次回は
ビジネス的な話の前に
「割り算には2つの意味がある」
という話からしてみよう

割り算・・・恐るべしっ

定量的と定性的

「定性的ではなく定量的な表現を使いなさい」とか
「目標は定量化しなければ実現しない」とか
・・・耳にする機会に出くわします

 ▪定性的⇒「数値・数量で表せないさま」
 ▪定量的⇒「数値・数量で表せるさま」

「今年の夏は痩せるぞ!」は定性的表現
「8月までに3キロ体重を落とすぞ!」は定量的表現

肝心なのは
質的にしか表せないと考えられている事柄を
数値や数量で表そうとする「定量化力」
これこそがビジネス上では大切であり
これこそが「数字を作る力」

言い換えれば
「人が定性的に表しがちなものを定量化する力」

必要な3つのこと
 ①数字で表そうとする意識
 ②分解する力
 ③モデル化する力

モデル化とは
「複雑な現象から本質を捉え、単純化すること」
その事例として面白いくだりがあったので紹介

かつてアインシュタインは
◇「相対性理論とは何なのか?
 そもそも相対性とはどういうことか?」 と聞かれた時
◆「熱いストーブの上に1分間手を載せてみてください。
  まるで1時間ぐらいに感じられるでしょう。
  ところが可愛い女の子と一緒に1時間座っていても、
  1分くらいにしか感じられない。
  それが相対性というモノです」

難解な相対性理論を
ここまで分かりやすい例え話で言語化し
「モデル化」によって
本質を単純化することが出来る人の特徴が
如実に表れていると

つまり
 ★短い言葉で説明できる
 ★例え話がうまい
という2つの特徴

そしてこう続く・・・
 ▪「本質はいつも単純です」
 ▪「単純でなければ本質でないとも言えます」
 ▪「だからこそ本質は短い言葉で説明できるはずです」
この3行はホントに刺さりました!

その部分は
『企業の理念やビジョンの浸透と定着』
を柱として活動している私にはグサッときました

そして
そこに必ず潜む【本質】を
今一度違った角度で
いつでも襟を正して考えるきっかけを

そして
決して「数学」に強くなるのではなく
「数(数字)」に強くなることの重要性を
認識させてくれる一冊だったと・・・

そんな本の紹介と今日のコラムでした

この記事を書いたプロ

田村哲也

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