夫婦間での愛着関係を安定した堅固なもの変容させる夫婦カウンセリング（2/3）

アメリカへの留学、そしてEFTとの出会い

　上遠さんは、アメリカ留学中、友人関係で行き詰まった時に受けたカウンセリングがきっかけで、カウンセラーの道を歩み始めたそうです。
　アメリカの大学は学生向けのカウンセリングが充実しています。ある日私もそこへ相談しに行ったところ、自分の苦しかったことが整理され心が楽になったことを覚えています」
　そこでカウンセリングに興味を持った上遠さんは、しばらくしてアメリカの大学で本格的にカウンセリングを学ぶようになったそうです。
「大学では臨床がメインの授業でした。実際に色々な現場でカウンセリングをしながらの授業は相当大変でしたが、その分とても良い経験になりました」

　卒業して日本で臨床心理士の資格を取得した後、上遠さんは心理カウンセラーとして医療機関、大学、在東京外国人のためのカウンセリング機関などに勤務し、夫婦や個人のカウンセリングを行っていたそうです。そして当時の上司から紹介されたEFTが、その後の上遠さんのカウンセラー人生に大きな影響を与えることになりました。
「EFTを学んだことで、自分の経験値だけを頼りにするアドバイスではなく、しっかりとした理論に基づいた効果的な技法で、カウンセリングができるようになりました」
　もちろん現在も上遠さんはEFTによるカウンセリングを行い、定期的な講習会や研修などには積極的に参加し、最新の情報を取り入れた上で、夫婦関係改善のカウンセリングを実施しています。

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