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寺田淳

シニア世代が直面する仕事と家庭の問題解決をサポートする行政書士

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

コラム

シニア世代は今や消費の担い手に!?

最近の話題から

2017年11月30日 / 2018年10月22日更新

【今日のポイント】

 最近はシニア世代をターゲットにした各種の案内が目立つようになってきました。
大きくはシニア向けの「分譲型マンション」からシニア向けの英会話教室やフィットネスジムなど等、これからの仕事に欠かせない視点は「シニア消費を取り込めるかどうか」となっているのです。
 この課題はこれから起業・独立を目指す場合のターゲットユーザーの選定にも大きな影響を与えます。

 その中身について簡単に紹介していきます。



【伸長著しいシニア消費】

 総務省の家計調査によりますと昨年2016年の家計最終消費額は約242兆円、この中の約117兆円、48%超が60歳以上の消費が占めているそうです(家賃を含まない消費額)

 では具体的にどういう分野でシニアは財布のひもを緩めてきたのでしょうか?

1)アンチエイジング市場
  恐らく女性需要が大半でしょうがこの手の化粧品は昨年実績で約6,700億円でした。
  更に今年は6,840億円前後にまで拡大すると見込まれています。

2)宅配市場
  調理済みであとはレンジでチン、という食事の宅配はシニア世代には欠かせなくなりました。
  2014年では約1,050億円の市場で5年前の569億円から180%の伸びを記録しています。

3)孫市場
  孫がいるという前提ですが、今やランドセルはその70%が祖父母からのプレゼントだそうです。
  それも高級品志向が強く、今では5万円以上の高額品が半数を占めているようです。
  他にもベビー服や子供服でも同様の傾向が続いているようです。

4)健康市場
  自由になる時間があるせいでしょうか?
  フィットネスジムの利用件数や会員数でもシニアが目立っています。
  60歳以上の会員数は2004年から2014年の10年間で18,6%から30,3%の構成比になっています。
  逆に、同じ時期に20~30代の会員数は47%から32%へと減少してるのです。
 
  またジムやスポーツクラブの使用料を見てみると30代世帯の約1,400円に対し、60代では約7,200円と
  5倍以上の格差となっています。


【消費の中身には特徴が】

 このようにみてくると自分自身の健康や見栄え、家族への出費に集中しているのが分かります。
 逆にこの世代は、旅行や交際費にはあまり財布のひもを緩めていないことも分かります。

 また前項では触れませんでしたが、シニアになってからパソコンやインターネットを始める方も多く、
 通信費もかなりの伸びを示しているようです。

 おカネは持ってはいるものの、使う先は意外に堅実で生活に必要な分野に限られていると思えます。 これは60歳以降でも会社勤めを続けていたり、自営業に就いているといった年金以外にも固定収入がある場合にはそれなりの支出も問題ないでしょうが、仕事はリタイアし年金と預貯金の取り崩しで暮らす場合ではここに揚げたように実生活に直結した支出に偏るのも仕方ないことと思われます。


【これから起業・独立する際の重要検討課題】

 シニア世代の消費購買力はこれから起業・独立する方にとっても無視できないものです。

 同じ世代として、自分が苦労している問題、やってみたいこと、あれば便利なサービスといった視点から新しい仕事を考えることも今後は重要な起業・独立の際の事前準備の項目となると思います。

 さらには独居シニア、おひとり様シニアを対象にしたサービス、街の高齢化からの過疎化で買物難民になっている地域を対象とした新しいサービスの提案等は的確にニーズやウオンツを捉えれば大きなビジネスチャンスになるとも言えます。
 

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2018-10-22
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