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寺田淳

シニア世代が直面する仕事と家庭の問題解決をサポートする行政書士

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

コラム

今、出版業界では「定年」がトレンド? 今50代の貴方にとっての「定年」を考えてみませんか?

最近の話題から

2017年9月22日 / 2018年9月19日更新

【今日のポイント】

 最近、書店で目に付くのが「定年」「定年後」「60歳」というフレーズです。 
私の相談業務でも最近特に60歳前後の方からの定年前、定年後の仕事や人生についての相談が目立ってきました。

 今日は、サラリーマンに関係なく、60歳という節目をどう考え、捉えていくかについて、思うところをまとめてみました。


【定年をテーマの本や記事が花盛り!?】

 最新の文藝春秋10月号では特集として、「定年後の常識が変わった」が取り上げられています。
 重版出来と話題の新書に、 楠木 新 著の「定年後」 ~中公新書 があります。
 週刊ダイヤモンド9月2日号では「定年後の歩き方」が特集として取り上げられています

 他にも、少し前ですが、矢部 武著の 「60歳からの生き方再設計」 ~新潮新書や、
漫画家として著名な 弘兼憲史著の 「弘兼流 60才からの手ぶら人生」 ~海竜社等々、60歳=定年という節目の時を迎えてこれからどう生きていくかを採り上げた書籍が話題になっていました。

 今や、50代の第二の人生、シニア起業と並んで定年というキーワードが、50代を中心に40代以降のシニア層の関心の的になっているようです。


【なぜ今、定年後?】

 私の知る範囲での話ですが、サラリーマンの場合、ほんの12,3年ほど前までは60歳まで勤め上げれば、年功賃金の総決算である退職金と、年金の受給を受けて、まさに「悠々自適」、「晴耕雨読」な生活に比較的円滑に移ることが出来ていました。  仮に60歳以降も働きたいのであれば、せいぜい小遣い稼ぎ、ボケ防止、社会貢献といった理由からで、今のように高齢化し、介護が必要になった老親や、未だ自立できない子供の生活を支えるといった切実な環境ではありませんでした。

 さらに、肉体的にも精神的にも、60歳と言っても非常に若々しく、考え方も柔軟な方がかなりの比率を占めています。 それこそ一昔前の40代半ば?前後と言っても過言ではないのです。 まだまだ「隠居」「引退」というには若すぎる。 働こうと思えば十分現役世代として活躍できる素地も、意識も、意欲も持ち合わせているのです。

  ですが唯一最大の問題は、「規範とすべき前例がない」という点なのです!!


【いつ考える 定年後?】

 少し話を戻しますが、出版界からの聞き取りでは、書籍の購買層の中心は、40~50代から60代だそうです。 所謂「青年向け漫画雑誌」の購読者層は年々高齢化してきており、掲載する漫画も介護、俳句、シニアの恋愛、昭和を舞台にした生活をテーマとしたものなど購読者の年齢に比例して関心の高いものを掲載してきています。 今や漫画の世界でも「シニアが購入したくなるテーマ」を見出して掲載することが、存続の為の生命線ともいえるようです。

 出版業界に留まらず、観光、レジャー、娯楽といった市場でも存在感は高まる一方です。


 あくまでも私の考えですが、これからは 60歳=定年、又は65歳=定年 という型にはまった考えは止めるべきと思っています。 定年は自分で決めるもの。 定年は本当に仕事から離れて隠居生活のことと考える事、それまでは生涯現役というのが、これからの常識になるのではないでしょうか?

 でもそのためには、事前の備えをしっかり固めておくことが大前提です。 さて、50代に入った貴方は以下の点について改めて向き合ってみて下さい。

  〇 いつまで今の仕事で働く予定でしょうか? それは何故でしょうか?

  〇 今の仕事から離れた後の仕事について、目安、又は青写真はあるでしょうか?

  〇 まだ考えていない、という貴方は いつ現実に向かい合うつもりでしょうか?



  繰り返しになりますが、世間一般に言われている定年、定年後に必要以上に振り回されないこと、その為にも自分自身でオリジナルの「定年後の生活」という設定をすることを強くお勧めします。

この記事を書いたプロ

寺田淳

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2018-09-19
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