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寺田淳

シニア世代が直面する仕事と家庭の問題解決をサポートする行政書士

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

コラム

死後の始末、どうしますか?~パソコン、ネット上の貴方の情報

終活~生前整理に関して

2014年8月25日 / 2015年3月31日更新

 今週はどんよりした天気で始まりました。
今日は1日外回りなので、やや気になる雲行です。 


 お元気ですか?
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 今回は、貴方の死後も残り続けるネット上、パソコン内の個人情報の始末についてです。

 
 例えば貴方が会社勤めでしたら、会社のパソコンにはどういう情報を残していますか?
部内秘の営業方針、来春の人事異動案、裏帳簿? 部署によって、いろいろ他人に知られては問題ありの情報やメールでのやり取りの痕跡等でしょうか?

 まれに、私的な興味からのサイトを「お気に入り」に保存していませんか?

 これが自宅のパソコンなら、なおさらですね。

 更に自宅の場合、作成中、あるいは一応の完成をさせた遺言書や相続財産の分配案など等、(いずれ)知ってほしい内容と(今は)知ってほしくない、あるいは秘密裏に消去したい内容が混在しているのではないでしょうか?

 私の様なおひとり様であれば、何を知られようが死後の話であれば、知ったこっちゃない! と言えますが、家族がいる場合はそうもいかないでしょう。

 「亡くなった旦那のパソコンに大量にアダルトサイトが・・・」
 「会社の上司や同僚の悪口がこれでもかと書かれていた・・・」

 これでは遺族も浮かばれません、墓参の回数が激減しても文句は言えませんね。

 遺される家族がいる場合には「自分の死後、パソコンにある友人知人の住所録(アドレス)宛てに死んだ事を伝えてほしい、その後はどこのサイトも開けないで廃棄して欲しい。」等のメッセージを伝えておく事でしょう。

 また日頃から、怪しいサイトの履歴はその都度消去する習慣をつける。 お気に入りの中身の洗い出しをするなど、自身の注意努力は言うまでもありません。

 最近は、フリーソフトを活用して死後に他人に知られたくない保存データを消去するという方法もあります。 以下に主なサービスのうちの2つを紹介します。

死後の世界
 事前に設定した日付までパソコンを稼働させなかった場合、それ以降に起動したときには「遺言メッセージ」的な画面が出て指定しておいた「見られたくないデータ」を自動消去します。

 設定する日付は文字通りの「○年○月○日」としても最後の起動日から○日間、起動しなかったら」とする事も可能です。

僕が死んだら
 デスクトップ画面に予め「自分が死んだらここを読んで」等の名目のファイルを作成し、遺族等がこのファイルを開くと同時に指定しておいたデータを削除するというものです。

 削除するデータは送受信したメールの履歴、お気に入りや一時フォルダ等にある動画や画像データ等を指定する事も可能です。

 さらに、遺族に見られる恐れを完全に払しょくしたいという場合はそれこそ「入れ物ごと消す」方法でしょう。

 一般社団法人「遺品整理士認定協会」運営の「MISお焚き上げステーション」ではパソコン内のハードディスク、携帯、スマホ等を物理的に「焼却=消去」して供養するというサービスを展開してます。


 では、SNSに残る情報はどうでしょう?
ブログ、ツイッター、フェイスブック・・・

 放置すれば何年もネット上では貴方が存在し続ける事になります。事情を知らない旧友等は最近は返信が来ないと訝しむでしょうし余分な話を載せてしまう恐れも出てきます。

 家族や、信頼に足る友人がいる場合なら使用しているSNSのIDやパスワードを知らせておき、死後、その旨を書いた一文を書き込んで欲しいとするのがいいと思います。

 使用者死亡後の脱退の手続きなども各SNS毎に設定されていますからその後の手続きも事前に調べておき、託すことですべて終了になります。

 私事ですが、昨年末に学生時代の友人の誕生日にお祝いメッセージをフェイスブックで送信しようと彼のサイトを開いたところ、仕事上の友人の方のメッセージで友人の訃報が記されていました。

 おかげでその後の旧知の友人への連絡や告別式への参列も叶いました。

 もし、何も案内がなければ、お祝いメッセージへの返信が今年は来なかったなと不審に思ったまま歳を越したことでしょう。


 自分の始末も時代によって変わります。 ですが、全てにおいて大切なことは、事前の気配り、準備です。

この記事を書いたプロ

寺田淳

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2018-10-17
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