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寺田淳

シニア世代が直面する仕事と家庭の問題解決をサポートする行政書士

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

コラム

 貴方は大丈夫? 相続にまつわるお話し2件

終活~相続に関する問題

2014年5月16日 / 2015年3月31日更新

 今日は非常にいい天気ですね、
週末に天気がいいと何かしら気分がいいものです。

 お元気ですか?
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 相続は、一つ間違えると相続人間の争いが続き(争続)、争う一族となり(争族)、最後には誰も信用できず、他の相続人総てを盗人と見做す(総賊)と変貌していきます。

 ここに至る理由や要因はいろいろありますが、その中から2つの事例を紹介します。


「笑う相続人」


 簡単に言えば、生前故人との交流は全くと言っていい程無かったとしても、相続人の立場であれば、遺産は相続人に相続されるという点からくるものです。

 まさに一方の当事者からしたら棚ぼた以外の何物でもなく、もう一方からすれば闇討ちのようなものでしょう。

 代表的な事例として、子供のいない老夫婦で夫が亡くなった場合に唐突に夫の甥が名乗り出てきて配偶者に相続権を主張したというケースがあります。

 個人の尊属は既に亡く、兄弟も他界していましたが、夫も(恐らく)会った事のない兄の子供が健在だったのです。 さらに夫は交通事故死で遺言書は用意していませんでした。

 配偶者にとっては釈然としない話ですが、法律上では甥の主張は間違っていません。

 自分が「笑う相続人」になる場合はいいでしょうが、「泣きを見る相続人」になりたくなければ、させたくなければ夫婦間で自分に関する相続人の有無について確認し合った方がいいでしょう。


「跡取りの嫁」


 一般的には長男の嫁でしょうか? 義理の両親、または片方の親が長く病に伏せった場合や寝たきり、認知症等での介護に長年尽くしてきたのは実は他人である「嫁」だった。というケースです。

 実の娘は外に嫁ぎ、実家には寄りつかない。中には折り合いの悪い親子関係の場合もあるでしょう。

 それでも、相続が発生した場合、嫁には何の権利もなく、何ら面倒を見てこなかった実の娘には法定相続が保証されています。 これも納得できない事例の代表でしょう。

 嫁は相続人でない、これは現行の制度上どうにもならない事実ですから、この様な場合は「寄与分」を主張することで多少報われる事になります。 但し、形式上は相続人である夫(被相続人の実子)に加算されるので名実ともに嫁のもの、として受け取れるものではありません。

 この様な悲劇を防ぐためにも、生前に相続人に対し嫁の貢献を被相続人が説明し、寄与分を納得してもらうようにする事です。


 今回、ここに挙げた事例は被相続人の怠慢に起因するものです。
まだ早いとか、いずれそのうち、という先送り思考は貴方の大切な親族にそのツケが回るという事を肝に銘じて欲しいものです。

この記事を書いたプロ

寺田淳

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