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寺田淳

シニア世代が直面する仕事と家庭の問題解決をサポートする行政書士

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

コラム

高齢者の再婚とは?

終活~遺言にまつわるあれこれ

2014年1月21日 / 2015年3月31日更新

 

 お元気ですか?
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 貴方の親は何歳ですか?
ご両親ともにご健在でしょうか?
伴侶を失くしているのでしたら、ずっと一人暮らしですか?

 例えば60代のシニアと言っても今は若いです!
芸能界だけでなく普通に街中に見た目は40代でも通るような
ダンディ、美魔女な方々が闊歩しています。

 積極的に街に出て、飲食を楽しみ映画や買物に出かける、
この活動の効果は大きく、日本経済の行く末すら左右する程です。

 当然外出すれば新たな出会いにも遭遇します。
同じ趣味の同性との出会いなら子供も大いに歓迎でしょうね。 
ですが、異性との出会いも当然拡大する訳で
今や60代での再婚は珍しくもありません。

 子供達はとりあえず独立し親元を離れ、自由な時間が溢れます。 
その時、連れ合いを失くした方が再度伴侶を求めたくなるのも
また自然な流れでしょう。

 とはいえ、子供や孫の世代から見れば
もろ手を挙げての歓迎にはなりません。
生臭い話ですが、新たに配偶者を迎えるという事は
相続財産が目減りすると言う意味です。

 親には幸せな人生を過ごしてもらいたい。
でも、結婚については今一つ賛成できない。

 いわば総論賛成各論反対、という心境でしょう。

 おまけに年齢差の著しい再婚ともなれば
財産目当てだと言われないほうが珍しいでしょう。

 再婚相手がどういう感情で結婚を決意したかは
所詮本人しか分からないのです。


 ですが、法的には再婚の形態で遺産相続の内容は大きく変わります。

 一般的には結婚イコール入籍、と考えられていますが
中には未入籍での結婚生活を続けられる場合もあります。

 高齢者の場合、子供に配慮したり、結婚の条件として
双方の合意の上未入籍のままにしておくという場合があります。

 では未入籍の結婚で、遺言書がある場合とない場合から説明してみましょう。

①遺言書がある場合
  仮に遺言に全財産を彼女へとあれば
 子供が遺留分請求をしなければ 全財産は彼女に相続されます。

  子供が遺留分請求をすれば
 1/2は彼女に、残りの1/2の財産を子供で均等に相続となります。

  子供から見れば財産目当ての結婚にしか見えなくても
 遺言書があれば必ず財産は相続されていきます。

②遺言書がない場合
  この場合は彼女には相続権はありません。
 ですから、子供だけで均等に相続するだけになります。

  自宅しか財産が無く、急に配偶者が亡くなった場合等
 最悪のケースだと子供達から退去を強いられ身一つで立ち去る場合も・・・



 次に、籍を入れてあった場合です。

①遺言書があった場合
  全財産は彼女にと書かれてあればそのまま適用されます。

  子供が遺留分請求した場合でも
 遺産の3/4は彼女へ、 残りの1/4を子供が均等に相続することとなります。

②遺言書が無かった場合
  法定相続が適用されます。
 彼女が1/2で子供は1/2を均等に相続となります。

  または相続人による
 遺産分割協議の結果を踏まえた相続配分となります。


 入籍して遺言書が遺された場合と未入籍で遺言書もない場合では
再婚相手にとっても子供にとっても天と地の差でしょう。


 ここでも遺言書の持つ大きな役割が見出せます。

 無論、財産は被相続人のものですからどう使おうと自由ですし
再婚に関しても本人の意志が最優先な事は言うまでもない事です。

 ですが、将来を見据えた準備や備えをすることも、同様に最優先事項です。
どういう形での再婚が配偶者と子供たちに最適なのか?

 遺憾ながら、
独身の私がこれがベストアンサーと言えるわけもありません。

 少なくとも、
お互いの心情を忌憚なく打ち明ける事が第一歩なのではないでしょうか?

この記事を書いたプロ

寺田淳

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2018-09-19
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