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寺田淳

シニア世代が直面する仕事と家庭の問題解決をサポートする行政書士

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

コラム

登記事項証明書 ~自分でする不動産登記 その1

終活~賢い贈与について

2013年11月15日 / 2015年3月31日更新

 
 今年は秋がないまま冬になったようですね。
体調管理は大丈夫でしょうか?

 こんにちは!
生活に密着した法律相談と第二の人生支援に邁進している
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。

 さて、我々行政書士等が手続きをする業務というものは
一般的に「時間と労力」をかければ、必ず誰でも出来るものなのです。

 ですが、聞くとみるとは大違い、という言葉通りで
実際に一般の方がいざ始めてみるといろいろと判断に迷う個所や、
知っていると手間が省ける手順などなど、そう簡単には片付かない事を痛感します。

 ここで、実際に自分ひとりで不動産の所有権移転登記、
という作業をする流れを紹介していきたいと思います。

 たぶん、何回かに分けてこのコラムで紹介することになると思いますので
続けてお読みになって下さい。

 ある日、父親(母親でも同じ)から
「自分の目の黒いうちに、どこそこにある自分名義の畑と山林、
宅地等の不動産の名義変更したい。」~生前贈与の手続きをしたい。

「自分は高齢で現地に行けないから、お前が代理人となって
名義変更の手続きをしてくれ。」と言われ、貴方がそれを受けたとしましょう。

 ここから、手続きの始まりです。

 まず確認すべきは、いわゆる「権利証」(登記済み証)ですね。
自宅に保管しているのか? 貸金庫なのか?
本当に不動産が存在するのかを確認する事から始まります。

 次に、その内容が現在も変わりなく、権利証の内容が有効かどうか? 
この確認をしなくてはいけません。


 この場合は、法務局の支所・出張所にて
「不動産の登記事項証明書」の申請と交付が必要になります。
※登記簿謄本・抄本の申請も同じ手順です。

 申請書は、法務局のHPにフォーマットがあります。
コチラから

 ご覧頂くと分かりますが記入項目の中に「地番」「家屋番号」というものがあります。
注意書きもありますが、いわゆる「住居表示」の何丁目何番何号、
ではありませんのでご注意下さい。

 権利証に記載されているままをここに記入しなくてはいけません。
その他、目的に応じた項目に✔をつけます。

 さらに登記所に併設されている「売店」で収入印紙を購入し
(ちなみに、不動産の贈与による名義変更の場合は
書面での請求時は1通につき600円の収入印紙が必要となります。)

貼付して受付窓口に提出、受付番号札を受け取り、後は番号が呼ばれるまで待機です。

さてこの手続き、「どこの」法務局で手続きが出来るのでしょう?

不動産のある地域の法務局の支所で申請するのでしょうか?

いいえ、「どこの不動産であろうと、どこの法務局に申請してもOKです。」

例えば、
東京在住の相続人が代理人として親の保有する愛知県の不動産の登記事項証明を
東京で申請・交付することに何ら問題はありません。


 さて、最近は手続きの簡便化が進んでおり
登記所には「申請書の自動発行機」が用意されています。
これを活用すると、大幅な時間短縮が図れます。

 画面上の選択肢を自分の求める内容に従ってタッチし、
不動産の所在地や、先に挙げた権利証に記載された不動産のデータを打ち込みます。
県名~市区町村名~と進んでいく流れです。
操作は全てタッチパネルなのでスムースに進める事が出来ます。

 ただ、不動産が複数か所ある場合はこの操作を
1件づつ繰り返さなくてはいけないのでこの点は面倒ではあります。

 ですが便利なのはこの後です。

申請手続きを自動発行機で終了後はプリントアウトされた番号札を持って
売店で当該金額の収入印紙を購入し 窓口に提出するのですが、
品川区の登記所の場合ではプリントアウトした直後に呼び出しを受けました!

 まさに秒殺、の手続きでした。

 あわてて印紙を購入し、窓口に提出した時には証明書は用意されていました。

書面に記載して、窓口に提出する方法と比べて圧倒的な速さでした。

自動発行機の前に行列が出来てなければ、是非このシステムの使用をお奨めします。

 滅多にないでしょうが 窓口申請をした後に、
時間がかかりそうと、自動発行機で同じ内容を申請はしないで下さい!

 この場合、手続きは正直に「2回の申請」と判断されますから印紙代が倍増します。

 一度、証明書をプリントアウトされてしまったらほぼ取消は出来ません。
印紙代2倍の出費となってしまいますからご注意下さい。

 今回は登記手続きの前段階の注意事項を簡単に紹介しました。
次回からはより具体的な作業について紹介していきたいと思います。

この記事を書いたプロ

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