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コラム
国公立大学【大学受験】英語試験の配点変更で受験生に激震!
2020年10月10日 公開 / 2020年12月16日更新
センター試験から2021年「大学共通テスト」が開始される。
東京大学、京都大学など国公立大学を中心に一次試験として使われてきた「センター試験」が2021年から「共通テスト」に変わる。
センター試験では、筆記が80%、リスニング20%の配点だった。
しかし、2021年の共通試験では、英語の配点比率は、リーディング50%、ヒアリング50%に変更されたのだ。
【国際教育評論家 村田学】
英語のヒアリングとは、英語を聞き取れる力のこと。
ヒアリングは、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語の発音も入ってくる。
そのため、世界で使われている英語の訛りや発音の聞く力も重視している。
大学入試改革の中で共通テストで導入される英語のヒアリング比率の50%。
従来の暗記、筆記、文法の試験から大きく配点基準を変更してきた。
大学入試が変わるとその下の中高生も学び方を変更していく。
英語のヒアリングは、会話や内容を理解するには、単語力、複数の発言者が何を話し合っているか、など実社会で使える英語力と言える。
断片的に聞き力だけでは、正解が回答ができない。
英語のリスニングは、暗記ではなく、状況を把握するリスニング力が必要だ。
このリスニング力は、英語の会話を聞く時間数によって向上する。
すなわち共通テストで東大や京大など国公立を目指す場合、英語のリスニングが英語の中でさらに重要になった。
今後、オンライン英会話を中心に英語リスニングを学ぶ中高生が増えると予測される。
コロナ禍によって、オンライン授業に中高生が慣れたため海外の英語圏のフィリピンのオンライン英会話などが受験産業に参入してくる。
その時、英語ネイティブをオンラインで個別の英語リスニング力に合わせた提携先を持った塾が生き残るだろう。
東大、京大に入学させるには、英語のリスニング力が重要になってきた。
そして、配点で大きな差がつく。
その事実は、重い。
なぜならば、英会話のリスニング力を上げるには、中長期的な時間と費用がかかるからだ。
「英語教育格差」が広がると考えられる。
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