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長井美有紀

語学に強い、美容・食のマーケティングスペシャリスト

長井美有紀(ながいみゆき)

Myuty-Chic株式会社

コラム

【業界時事】いよいよシーフードにもサステナビリティの追求がはじまる?<USDA Organic>

オーガニック(コスメ・フードetc)

2018年2月23日 / 2018年4月16日更新

オーガニックフード普及の波は、健康志向の高まりにより、生鮮食品や調味料、ペットフードにまで浸透していますが、
このほど、USDA Organicではいよいよ環境に配慮したシーフードに関する議論がはじまっていくとしています。

そもそも、これまで海洋植物やシーフードにはオーガニックの適用がありませんでした。というか、できなかったというのが正解です。以前コラムにも書きましたが、アスタキサンチンについてはオーガニック(NOP)認証を取得したものは出てきて、話題になりました。
それから、サプライヤー、リテイナー、製造メーカー、しいては消費者にまで、オーガニックシーフードへの重要性が認識され始めています。

冷凍シーフードの製造販売を行っているLoveTheWild社では、オーガニックの価値や基準を具体化するように、サステナブルな養殖産業を行っているというが、オーガニックラベルは貼ることができません。


欧米では、オーガニックなのはもはや当たり前という風潮もあるのですが、それでも消費者はオーガニックラベルがあることに安心感を覚えます。アメリカでは、選定のための付加価値として、USDA Organicのラベルを探して購入するケースが多く、オーガニック・トレード・アソシエーション(OTA)の調べでは、青果物の2017年市場規模は1560億ドルでオーガニックセグメントの中では最も規模が大きいです。家畜なども、ナチュラルで抗生物質不使用、ホルモン剤不使用、草食かどうかで、ナチュラル&オーガニックの判断をするということがだんだん浸透してきました。
これまでアメリカでオーガニックシーフードの基準がなかったのは、海洋生物や軟体動物にだけフォーカスされてきたということがあるといいます。
オーガニックラベルはとても厳格なもので、基準もはっきりしていなければなりません。養殖産業というのは、それ自体がサステナビリティなのか、という議論もありますが、今後の流れによっては、アスタキサンチンのように一部を認証で定めることも可能になる可能性もあると思います。この他にも、ヨーロッパ産のエビやサーモン、ロシア産のムラサキガイなど、生産者側がオーガニック養殖をしているとアピールしているところもあるので、明確な基準を打ち出して、消費者にもわかりやすいアプローチが望ましいですね。

そして、オーガニックラベルそのものに、新しい見方が出てくるのではないかと分析しています。青果物のようにできるだけ農薬や化学肥料を使わない、いったようなある意味表面的なアピールだけでない、さらに先進的なサステナビリティや生物多様性の追求も評価されていくようになるのではないでしょうか。

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