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栁田真

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栁田真(やなぎだまこと)

やなぎだ労務管理オフィス

コラム

労働トラブル防止のための「就業規則」、「雇用契約書」のチェックポイント

労務管理

2012年8月7日 / 2015年8月21日更新

 労働トラブルのご相談でやはり圧倒的に多いのは解雇や退職に関するトラブルで、「入社の際に聞いた話と違う」、「労働条件については何も話が無かった」等々、入社時における説明不足、書面での提示・確認漏れに起因するものが殆どです。

 このように入社前後の対応によっては、後々労働トラブル発生を招くリスクが非常に高いため、最低限以下の10項目について現状の再点検を行ってください。

 <チェックポイント1> 「雇用契約書」等に労働条件の明示義務事項(労働契約期間、始業・終業の時刻など)を記載し、パート、アルバイトを含めたすべての社員に説明する。

 <チェックポイント2> 「就業規則」を全社員が閲覧できる環境を整備(配布、備え付けなど)し、閲覧方法を周知徹底させる。

 <チェックポイント3> 入社時の「病歴の申告」と「身元保証人(両親のうち1名+他の親族1名で5年間の保証期間を設定)」は必ずつける。

 <チェックポイント4> 試用期間延長の規定を設けておく。

 <チェックポイント5> 試用期間中は休職規定が適用されないようにする。

 <チェックポイント6> 試用期間中または満了時に不適格事由に該当した場合は、本採用をしないことを規定する。

 <チェックポイント7> 試用期間であっても加入資格を満たす社員は、労働保険(雇用・労災)及び社会保険(健康保険・厚生年金)に加入させる。

 <チェックポイント8> 「就業規則」に懲戒処分の種類と内容を列挙しておく。

 <チェックポイント9> 「就業規則」に解雇事由を列挙しておく。その際に、最後に「当社の社員としての適格性がないとき」などの包括的な条項を設定しておく。

 <チェックポイント10> 「就業規則」に1日でも欠勤した場合には、診断書の提出を求める旨の規定をしておく。(問題社員対応。信頼関係がある社員に対しては求めなくてもよい。)

 ※以上のチェックポイントは、労働トラブルの原因となるリスクが高いものを例示しています。この他の内容についても「就業規則」等の社内規程を整備し、法令遵守をすることが労働トラブル回避のための一番の対策になります。


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 やなぎだ労務管理オフィスは、メンタルヘルスを重点業務としています。
 ホームページ: http://www.office87.com
 (一社)産業保健法学研究会 正会員
 社会保険労務士/産業カウンセラー/心理相談員  代表:柳田 真
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