田口恭一プロのご紹介
目指すのは、武道の精神で心身を鍛える寺子屋的道場に(3/3)
頭は低く、目は高く……指導のベースは道場訓にあり
最近の傾向として顕著なのは、入門希望者の「低年齢化」だと語る田口さん。空手を通して、我が子の健やかな成長と人格形成を、と望む保護者は年々増えているのです。
だからこそ、指導者も責任重大。田口さんが何よりも大切にしているのは、創始者から今日までに伝えられてきた、極真空手の理念です。
《頭は低く、目は高く、口慎んで、心広く、孝を原点とし、他を益する》
「極真空手というのは、実はいろんな人のニーズに応えられるものだと思います。純粋に強くなりたい人には、試合という機会を提供できます。健康づくりなら、フィットネスやダイエット目的にも対応できます。また、武道として精神修養に役立てることだってできます。老若男女、ゆりかごから墓場まで、様々な形で自身を高めて、豊かな人生を送れたら素晴らしいですよね」
子どもの指導にあたっては、空手の稽古だけでなく、地域の人々への挨拶を徹底するよう指導し、さらには月に一度、商店街の清掃活動にも取り組んでいます。
「今後、目指す形は寺子屋ですね。学校ではできない教育が、空手道場ではできるのです。今も稽古後には子どもたちにいろんな話をしますが、行く行くは座学として、武士道のようなものを教えていける場にしていければ……」
そして最終的には、すべての年齢の人に「極真空手をやっていて良かった」と思ってもらうことが、田口さんの一番の目標です。
(取材年月:2011年2月)
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