コラム
目標を持つ効果~子供の成長を促す空手
2015年3月15日
今年も3月になり、試合シーズンになってきました。
3月29日(日)には西東京都大会、4月にはビギナーズカップ、支部内交流試合、国際大会と、初心者から上級者に向けての試合が続きます。
常々子供達に話している事ですが、具体的な目標を持つ事はとても大切な事です。
例えば、入門日も、年齢も、身長も、体重も、性格も、才能も全く同じ2A君・B君2人がいたとします。
A君は4月12日に開催される支部内交流試合に出場すると決める。
B君はもう少し強くなってからと試合出場を見送る。
するとこんな違いが少しずつ出てきます。
ある日、大雨が降りました。
A君は、「試合が近いから、休むわけには行かない。稽古に行くぞ!!」
B君は、「今日は雨だし、休んじゃおう」
早く帰宅した日がありました。
A君は、「よし、今日は早めに道場に行って先生に型を教わろう!」
B君は、いつも通りに道場に行く。
A君は、先生に常々言われていた稽古日誌を、試合出場を決めてつけ始めます。
B君は、いつも通り稽古に参加します。
極端な例かもしれませんが、目標を決めた人と目標の無い人の稽古姿勢は変わっていき、それが実力の差になって行きます。
実際に、4月の試合の出場を決めた子供達が、早く来て型の稽古をしたり、組手を怖がっていた子が、勇気を出して組手に挑戦したり、良い方向に変わってきています。
試合は「勝ち」「負け」も大切ですが、自分はこの「プロセス」もしっかり評価したいと思っています。
そして、「期限を決めた具体的な目標に向けて、自ら前向きに頑張る」という事を、空手の稽古を通じて子供達に身につけてもらい、普段の生活に活かせるように指導しています。
空手の稽古をただ「突き」「蹴り」を教えるだけではなく、「普段の生活に活かすことのできる、子供の成長を促す空手」にしていく事を常に心がけています。
商店街の清掃活動等も大切な稽古です。
国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部(三軒茶屋・三宿・二子玉川・成城学園・狛江・祖師谷・田無・昭島・東大和)
支部長 田口恭一
HP&blog :http://setahiga.com/(ブログはほぼ毎日更新しています)
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