スキーの基礎 ボーゲンをしっかりやっておこう!
こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。
スキー場でいつも練習していたあんりちゃんが、五輪へ!
今回は直前に迫った冬季オリンピック・スキーの話題です。
私はコブを滑るのが好きで、
かれこれモーグルの真似事を15年くらいやっております。
よく滑りに行くのが、
新潟県湯沢町のNASPAスキーガーデンというスキー場です。
ここにはホテル前のゲレンデに、
コブのラインが敷き詰められたモーグル練習用のコースがあります。
オリンピックのような大会で使用されるコースに比べれば距離は短く斜度も緩いので、
一般スキーヤーでもチャレンジすることができるコースです。
ここで休みの日によく滑っているのですが、
5年くらい前までは、ここに午後3時くらいになると、
1人の女の子が決まってここにやってきて練習をしていました。
その女の子が、今回のオリンピックで女子モーグルの日本代表になった、
川村あんり選手です。
最初にあんりちゃんを見かけたのはそれこそ幼稚園くらいの頃でしょうか?
お父さんと一緒にコブを滑っていた姿がかわいく思わず声をかけた記憶があります。
それから2,3年経つとNASPAのコースで滑っている姿をいつも見かけるようになりました。
お母さんが付き添っていて、エア台のあたりを慣らしたりしながらいつも見守っていました。
挨拶をする程度でしたが、私どもも空いている平日に毎週のように居たので
「またいるな」ぐらいに思われていたかもしれません。
ここのモーグルコースは5分に1本くらいのペースで滑って上ってを繰り返せるので、
とても練習量が稼げるんですね。
ここを時間の許す限り滑り続けていた姿がとても印象的でした。
子供の熱量>親の熱量 でないと、上達は知れている。
キッズのトレーニング指導をする事もあるのですが、
何かご両親は一生懸命なのに比べて当の本人はあまり熱心じゃないなと感じる事って多いんですよね。
「好きこそ物の上手なれ」という諺がありますが、
いくらいいトレーニングだからやれと親が言ったところでやっても意味はなく、
要は本人がどれだけ熱中してやれるかが一番大切ですよね。
親がやらせたい事をやらせるのではなく、
子供が放っておいてもやるくらい熱中するものをやらせる事なんでしょうね。
そのためにはいろいろな事を経験させるというのは大切なんでしょうね。
その点あんりちゃんはいつもずっと滑っていましたから、
コブを滑る事が本当に好きで、上手になりたいと思う気持ちも強かったのでしょうね。
そんなあんりちゃんをNASPAで見かけなくなると共に、
あんりちゃんはモーグル選手として台頭していき、
ついに今シーズンワールドカップで初優勝をふくむ3勝と、
世界のトップモーグラーになりました。
そして、今回の北京オリンピックの女子モーグル金メダルの有力候補にまでなりました。
という事もあり、特に今回のオリンピックは注目せざるを得ません。
女子モーグルは2/5に決勝があります。
本当に、最高のパフォーマンスを発揮できる事を願うだけです。