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八巻稔秀

独自のエクササイズで骨格を本来の形に整えるスポーツトレーナー

八巻稔秀(やまきとしひで) / スポーツトレーナー

TYカラダ調整セラピー

コラム

「肩甲骨を下げる」という動作の、本質を教えます。

2020年11月2日 公開 / 2023年2月18日更新

テーマ:バレエ・ダンス上達のための、姿勢改善法

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 姿勢改善パーソナルトレーニング姿勢改善 ストレッチ

こんにちは、
姿勢改善トレーナーの八巻です。


今回は、バレエやダンスのほかスポーツでも言われる事の多い、
「肩甲骨の動き」についてのお話をします。

肩甲骨を下げろと言われるけど、
どうやって下げればいいかわからない・・
それで挫折してしまう人も多いのでは・・?




姿勢改善トレーナーとして活動していますが、意外に私のパーソナルレッスンは
バレエ・ダンスやランニング・ゴルフなど体を積極的に動かしている方の
レッスン受講が多いです。

それぞれ練習の中で故障が出る箇所があったり、
いつもコーチに同じ事を言われ、思うように上達しないといったりという事で、
お越しいただくケースが多いです。


「肩甲骨を下げて!」といつもコーチに言われるけど、
上手く下げられない・・そもそも、どうやって下げればいいかわからない・・。
コーチもどうやって下げればいいかは教えてくれない・・・

そういう例というのが、ずっとこの指導を続けていて、
一番多いなと感じます。


そういう「やりたくても出来ない動作」を
どうすれば出来るようになるかを教える事が出来るのが、
当方の強みではございますので、お悩みの方は是非一度。

自らのPRはほどほどにし、


肩甲骨を下げるにはどうすればいいのかという事をお話しましょう。


肩甲骨はどこにある?その機能は?




まずは、肩甲骨についてのお話からしましょう。

肩甲骨がどこにあるかは皆さんご存じだと思います。


胸郭という、肋骨のカゴの上に乗っかるように肩甲骨はあります。

骨格 肩甲骨


肩甲骨の機能としては、上下左右にスライドするように動いたり、
幾分回旋するように上昇・下降したりする動きがあります。


この動きを意識する事で、姿勢を整えたり、
スポーツ動作に反映したりする指導例もよくあります。



しかし、肩甲骨を単体で動かすだけでは
ほとんど効果が得られないと私は考えています。

肋骨の上を肩甲骨が滑っているだけで、
姿勢や動作の強さには影響しないんですね。


肩甲骨の動作は、
肩甲骨が乗っかっている「胸郭」の動作が連動していないと、
意味がありません。


肩甲骨が上がっているように見えるのは、胸の位置が原因!


胸郭(肋骨)がどう動くか、どういう形になっているかで、
肩甲骨の位置は左右されてしまいます。


例えば最初に挙げた「肩甲骨を下げるには?」ですが、
これは肩甲骨が上がっていると言うよりは、
逆の胸側が落ちているから、相対的に肩甲骨が上がっているように見えるだけなのです。

胸と肩甲骨の位置
丸・肩甲骨の位置、線・鎖骨の位置


胸郭は蛇腹ちょうちんのような動きをします。
前側が引き上がれば、後側は相対的に下がります。
肩甲骨もその動きに連動しますので、
胸が下がれば上がりますし、上がれば下がります。

肩甲骨の動き


胸の引き上げ方・張り方とは?


鎖骨直下の胸骨上部あたりから胸郭が凹んで落ちている方が
バレエやダンスをされている女性にも多いと感じます。
こういう体型の方は「肩(肩甲骨)を下げろ」と言われる事が多いでしょう。
でも、肩を下げようとしても、下がりません。


そういう方は、胸の正しい張り方・引き上げ方を覚えてください。



◎胸は”上へ張っていく”

胸を張る際、肩甲骨や腕を後ろに引いてしようとする人(教える人)がいますが、
これは間違いですので、やらないようにしましょう。

そもそも、胸は前に張る必要はありません!

必要なのは、「上へ肋骨間を拡げるようにして」胸を上へ引き上げていきます。
肋骨そのものも落ちていますので、上に持ち上げていきます。


月刊スキーグラフィック



そうすると、鎖骨の真ん中の位置がいつもより上がります。
逆に肩甲骨の位置が下がって見えるようになる訳です。


これが肩甲骨を下げる方法と、
肩甲骨が上がって見える事の原因です。


見方を変えると、答えが見つかる事って意外とある。



「肩甲骨(肩)が上がっている」と言われると、
反射的に下げなきゃと考えてしまいがちです。
しかし、見方を変えて「胸の方がより下がっている」事で
上がっているように見えると考える事で、
違う対処が出来る事というのもよくある事です。


同じ事をいくら続けても解決しないのであれば、
違う見方をしている物を比較対象にすることも必要です。


そういう発想力も持って、上達を目指してみてください。

この記事を書いたプロ

八巻稔秀

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