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コラム
足のむくみを改善するには? ~足のむくみに筋トレは逆効果??~
2020年4月4日 公開 / 2020年4月5日更新
こんにちは。
今回は、最近実際に指導で感じた
カラダのトラブルに対する対処法についてのお話です。
テーマは「足のむくみ」です。
足のむくみを感じている人が、筋トレを頑張ると・・?
先日、久々に後輩トレーナーの体をみる機会がありました。
以前から股関節まわりや脚の筋肉が張っており、むくみの自覚症状があったのですが
久々に体をチェックしてみると、以前にも増してお尻や脚が張り、
より脚が太ももからふくらはぎまでむくんで大きくなっていました。
最近ウェイトトレーニングを他のトレーナーから教わって練習していたそうです。
ちょうどそれをやった翌日だった事もあり、
脚がパンパンに張っているような状態でした。
筋トレをした後は当然こうなるのですが、
それ以上に脚やお尻の筋肉がカチっと緊張したままになっている事が非常に気になりました。
この「緊張したまま」になった状態が、むくみの原因になるのです。
むくみの原因は、
筋肉の「緊張ー脱力」動作が上手くいかないから
よく、「ふくらはぎは第二の心臓」と言われます。
全身に血液を送るのは心臓の役割と思われている方も多いと思いますが、
実は血液を全身に送り、心臓に戻す役目をするのは全身にある「筋肉」です。
筋肉が収縮と弛緩を繰り返す事で、ポンプの役割をしています。
浮き輪に空気を入れるポンプの機能を思い浮かべてみよう!
浮き輪に空気を入れるポンプ。
押すと蛇腹がつぶれ、空気が送り出されます。
そして蛇腹が元の形に戻り、また押してという繰り返しで空気を続けて送りますよね。
心臓も同じですよね?
筋肉も同じように縮んだのが元に戻る事で血液を流しています。
それが正常にいかず、むくんでいる上の後輩の足の筋肉は、
空気入れがつぶれたままになっているような状態と言えばいいでしょう。
立っている時も常に脚に力が入っているようです。
こういうタイプの人が
体幹トレーニングのようなアイソメトリックトレーニングや
スロートレーニング、
負荷を伴ったウェイトトレーニングを行うと
より体に力が入りやすくなり、より脚がむくみやすくなります。
トレーニングを続ける事で逆にどんどん脚は太くなっていくと思います。
こういうタイプの人は、
体の力を抜く練習をします。
ポンプ作用を促すように大きな動作をし、
筋肉を伸ばしながら使う動作を多く行い、
現状より少ない力で動作をするように心がけていきます。
低負荷で入力と脱力を繰り返すような動作(軽いジャンプやラケットを振る動作など)が適しています。
体(筋肉)に力が入る癖がついてしまっている人は、
なかなかそれをとるのも大変になってきます。
それぞれの体の状態に適したトレーニング方法があります。
「筋肉を縮めて鍛える」
トレーニングの方法はこれだけではないという事を知っておいてください。
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