歩くと脚が痛い・・ その原因は、「姿勢の崩れ」「背骨のゆがみ」
こんにちは。
普段、姿勢改善・歩き方の指導をしております私のところには
歩いていると足が痛くなるという方もご相談に来られます。
足が痛くなりやすいパンプスの強制を止めようという
#Ku Too 運動も今年話題になりましたが、
特にパンプスやヒールを履かれる女性の方は、
外反母趾に代表される足のトラブルをお持ちのケースも多いようです。
パンプスやヒールを履いて歩くと必ず外反母趾になるわけでは無いと思いますが、
リスクは高いと考えていいでしょう。
履かなくても済むならば履かない方が無難ですが、
履きたいのに履くと足が痛くなる・・という方もおられるでしょう。
また、パンプスやヒールを履いて足が痛くなる人は、
ランニングシューズなどでも、長距離を走る事で同じように足が痛くなる可能性が高いです。
それは、足が痛くなる原因が靴とは別にあることを意味しています。
外反母趾の根本のリスクは、”歩き方”
10年以上にわたって歩き方指導をしてきて、歩いていて足が痛くなる方は、
歩く時の重心の移動が上手くいっていないか、
歩く時の体の使い方が間違っているかのどちらかにあてはまっています。
◎”かかとから付き、つま先で蹴って歩く”
~足の動きを意識して歩く事はリスクに。~
よく上記のような歩き方を言うのをみますが、
私はこのような動作を”意識して”行う歩き方はやってはいけないと考えています。
確かに、歩行動作をコマ割りでみると確かにそうなっていますが、
これは自然に歩いた結果なるものですので、
意識的に行ってはいけません。
つま先で蹴って歩くと・・・
今回のコラムのタイトルにもある、つま先で蹴って歩く動作について少し触れておきましょう。
確かに歩く時にはこのように最後につま先が抜けます。
だからといって、つま先で地面を蹴ってはいけません。
これを意識すると、必然的につま先で強く地面を引っ掻くように足を使ってしまうので、
足の先に大きな負担がかかります。
足に大きな力が加わると、足はどうなるかというと、
足の形が崩れます。
人間の足は、俗に土踏まずと言われる縦アーチの他に、
横アーチもあります。
それらのアーチが、足への強い負荷によってつぶされていきます。
足が靴の中で広がるので、靴に足が当たって痛くなるのですね。
実際に足が痛いと症状を訴える方の足をみると、
足が平たくなっている事が多いです。
また、中指の根元のあたりにタコや分厚い角質が出来ている事も多いですね。
これらはつま先で地面を蹴るように意識して歩くと、
ほぼ悪化してしまうだろうと思います。
外反母趾などの足のトラブルを引き起こさないようにするためにも、
正しい歩き方と、知識が必要です。
今回ご紹介した動作の他にも要因はありますので、
そこはまた次にしましょう。