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八巻稔秀

「体を作る=骨格を整える」を提唱するスポーツトレーナー

八巻稔秀(やまきとしひで) / スポーツトレーナー

TY Body Tune

コラム

スポーツ&ダンス上達のお話 ~本当に良質な筋肉は、柔らかい~

2019年11月22日

テーマ:トレーニング・エクササイズの”実は”

コラムカテゴリ:美容・健康

スポーツやダンス・バレエでパフォーマンスを大きく上げるにはどうすればいい?
その課題に、トレーニングやストレッチを取り入れている方も多いでしょう。

今回は、トレーニングやストレッチによって、
どう筋肉をつくっていけばいいのだろうという点について
お話していこうと思います。


一流選手の筋肉は、柔らかい


だいぶ前ですが、
あるプロ野球選手がMLBの超一流選手と一緒にトレーニングをした機会があった時、
その選手のふくらはぎがプルプルだった事にすごく驚いたと言っていたのを聞きました。

とても速い球を投げる投手だから、きっと筋骨隆々カチカチなのだろうと思いきや、
普段はとても体はリラックスしていて柔らかったのだそうです。



高いパフォーマンスを出す筋肉は、”ハイテンション”な筋肉


この超一流投手のような筋肉は、
いわゆるウェイトトレーニングで「筋肉を鍛え、筋力を上げる」という考え方では
つくりにくいと私は考えています。


筋肉を鍛えようという発想だと、
筋肉にはどうしても力が入る方に傾向してしまいますので、
筋肉が縮もうとして脱力→伸張がしにくくなります。

(ジャンプをわざと力を入れてからやってみましょう。高く跳べませんよね?)


かと言って、ストレッチで筋肉をひたすら伸ばすようにし過ぎるのも考えものです。
ストレッチをやり過ぎると今度は伸びたままになってしまいます。
これはこれで筋肉は力を発揮出来ません。


筋肉はこうやって力を入れ続ける力でもなく、伸びたままの柔軟性でもなく、
「張力(テンション)」の高さが、パフォーマンスアップに影響します。

(例えるなら、新品のゴムのような感じです。
伸ばしていって、手を離すとパチンと勢いよく縮む。
これが、強すぎて伸びないゴムだと力は発揮出来ませんし、
伸びたままのゴムでもパチンとなりません。)


筋トレやストレッチが悪い訳ではありませんが、
筋肉を鍛える伸ばす事だけに気を向けるのではなく、
体・関節を大きく動かして筋肉をある程度の速度で大きく伸び縮みをさせる事が、
質の良い筋肉をつくるベストな方法だと思います。

単純にピョンピョン飛び跳ねるような動きが
意外とその目的を果たしていたりします。


筋トレで球は速くなるか?



各スポーツのトップアスリートもウェイトトレーニングをする事が珍しく無くなりました。
例えば野球でも、その効果もあってか、高校生でも150km前後の速球を投げる選手が増えてきました。

おそらくウェイトトレーニングで球速が上がるのは、
トレーニングによって体重が増えるためだと考えられます。
投球動作はプレートから打者方向へ移動を伴いますが、
この時の移動エネルギーがボールへの力となります。
重い物体の方がそのエネルギーは大きくなりますので、
体重の重い人の方が有利です。

ただ、筋トレで球速が上がったのはそういう理由で、
筋力が上がったからでは無い(いくらかはあるのかもしれませんが)
と考えておいた方がいいと思います。


筋力アップの弊害か・・?


MLBのダルビッシュ投手も筋力アップで体が大きくなり球速も上がりました。
ただ最近は故障もあり、試合でも制球を乱す場面をよく見ます。
もしかすると先に挙げた弊害が筋肉に生じてわずかにバランスが崩れているのかもしれません。

以前、筋トレはしない方がいいというイチロー選手との意見の相違もありましたが、
今後ダルビッシュ投手がどんな活躍をするのかでその答えも出るのではないでしょうか?

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