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コラム
【腹筋と姿勢改善の関係】”腹筋”をやり過ぎると、姿勢は崩れる②
2019年7月12日 公開 / 2020年9月27日更新
前回に続く、腹筋トレーニングと姿勢についてのお話の続きです。
体幹トレーニングの落とし穴
最近は、「体幹」という言葉がもてはやされているように感じますが、
体幹を鍛える事で、どんなメリットが一体あるのでしょう?
体幹の筋力を強化して、ぶれない体をつくる事が大事と言います。
そうすると、姿勢が安定して、スポーツなどで有利と言います。
例えば正しい姿勢を維持するために、
体幹部の筋力アップは必要かもしれませんが、
それが目的ならば、やり方が良くないと感じるものがあります。
それが、代表的な体幹トレーニングの種目であるこちら。
「ドローイン」と言って、お腹を引っ込めるように力をいれ、
この体勢を維持するそうです。
体は真っ直ぐでは無く、必ずお腹の辺りはこうするのだそうです。
では、これを縦にしてみましょう。
姿勢の良い、正しい立ち方に近いとは言えないと思いませんか?
こんな立ち方をしようという人もあまりいないと思います。
すなわち、「腹筋を鍛える」という事には効果はあるのかもしれませんが、
「正しい姿勢を維持する筋肉を鍛える」事には、
何の関係も無いと、言い切っていいと私は感じています。
逆に、姿勢改善に役立たないなら、何のためにやるのだ?となりますが・・
もしやるなら、こちらの方がいいと思います。
脚を遠くに伸ばして、骨盤と胸郭の間を伸ばし、
肩甲骨と背骨の間も拡げて腕を伸ばして支えます。
これなら上のエクササイズより、
生理的湾曲(S字カーブ)をつくって体幹を鍛える事が出来ます。
これの方が「姿勢を鍛える」にはより実践的です。
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