片足立ちが出来ないのは、体幹が無いから? ②
カラダのゆがみ、姿勢についてのお話を
7月よりはじめさせておりますが、
今週は、
「姿勢が体型に与える影響」について
お話していきたいと思います。
「お腹のお肉を減らすにはどうすればいいの?」
これを主目的にして、
パーソナルトレーニングをご希望される方は
私のところにはあまりいらっしゃいませんが、
トレーニングジムにいると、よく利用者の方から聞かれます。
実際、長い事ジム通いをしているけど、
お腹だけは上手に凹んでくれないと思っている方も多いと思います。
ムキムキのトレーニング愛好者でも、
ずんぐりむっくりでお腹は出ているというケース結構多いですからね・・。
なぜ腹筋をしてもお腹は凹まないのでしょうか?
それは、このような腹筋の運動が、
お腹が出る原因とは全く関係が無いからなんですね。
お腹が出るのは、お腹の筋肉があるとか無いとかはあまり関係が無いです。
お腹の筋肉を「上手に使えているか」が問題で、
そこに「姿勢」「骨格の積み上がり」も関係しているのではと思います。
こちらのイラストに3通りの骨格を描いてみました。
肋骨が下がり、前または後へ背骨が曲がると、
左2つのような姿勢になります。
そこに赤で皮膚をつけてみましたが、こんな感じになります。
お腹の部分に注目してみると、
たるみが出て、ダボッとしてますね?
それに対し、右の姿勢はお腹の部分が縦長になっています。
実際に骨格と体型を照らし合わせると
上のイラストのような傾向にあります。
例えばハンモックですかね、
両側の木の距離と、紐の長さが合う事で、
紐が張力を保って人が乗っても落ちないと思いますが、
これ、人の体でも同じで、
お腹周りの筋肉は骨盤と胸郭の間についていますので、
両者が近づいてしまうと、たるんでしまうんですね。
その状態のまま腹筋をしても、
やってる時は力入っているかもしれませんが、
やっていない時は緩んでいますので、
そこに内臓が落ちてきてしまうんです。
お腹を凹ます「ドローイン」っていうのもありますが、
これも同じ事です。
そうでは無く、ハンモックの紐を張るように
落ちたカラダを上へ戻し腹筋(や背筋)が
張力を発揮しやすいところにカラダを常に置く事、
そしてその状態で運動をする事が
お腹が出ないようなカラダを作る方法になります。
右の姿勢のように、お腹が縦長になっていれば、
内臓もその範囲で収まりますから、お腹出て来ないんですね。
私はずっとこの方法で、体型を維持しています。