マイベストプロ東京
稲葉陽介

大人になっても役に立つ「学び方」を小中学生に教える専門家

稲葉陽介(いなばようすけ) / 塾講師

稲塾

お電話での
お問い合わせ
080-5990-1153

コラム

オンライン授業

2022年2月1日

テーマ:学習方法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

西東京市ではオンライン授業が始まっています。
私の息子も漏れなくオンラインで授業を受けていますが、学級通信を読むと「手応えがない」とか「対面の学習効果の半分くらいなものだ」など、先生から弱気な発言がありました。たしかにオンライン授業は対面授業に比べると難しさもあると思います。でもまだ始めたばかり。新しい試みが初めからうまくいくほど世の中甘くありません。どういう面で手応えがなかったり、学習効果の薄さを感じたのかを具体的に考えて対策・改善をしていかないといいものは作れません。仕事をしていても伸びる人と伸びない人の差はこういう所にあると思います。(※決して息子の担当の先生を貶めているわけではありません!)子どもたちにはトライアンドエラーを繰り返し、自分で問題解決が出来るようになってほしいです。

感じたこと①
ビデオカメラツールだけでオンライン授業を成立させるのは難しい。子どもたちのノートやプリントを見れないのが(対面でもちゃんとやってるのか分かりませんが)先生目線だと不安になります。導入している自治体も多いかと思いますが、ロイロノート やスクールタクトのようなアプリを使っての双方向のコミュニケーションが必要だと思います。こういうツールは対面でも威力を発揮するので普段から使ってみると子どもたちにとっても授業が面白くなるのでは?

感じたこと②
対面とオンラインとで同じことをやろうしても難しい。学校の授業にはソーシャルスキルトレーニングの面と学力向上の面と2つの狙いがあると思います。これがごちゃ混ぜになっている先生、多くないですか?大人しく座って話を聞いたり、黒板を(何も考えずに)そっくりそのままノートに写したり、宿題を丁寧にやってきたり…この点は学力向上には寄与しません。逆に指示に従わせることで子どもの思考力を奪うため、私は学力低下を招くしくみと思っていますが、これはまた別の機会にお話しさせてください。科学的にはガムを噛んでいると集中力があがったり、眠かったら眠気を我慢せずに10分程度仮眠をとった方が学習効果があがったり…こうやって考えてみると学校の授業は学力向上よりもソーシャルスキルトレーニングを主目的にしていることがわかります。こういう方針をオンライン授業に持ち込もうとしたら無理があります。いっそのこと学力向上の面だけに特化して授業を実施すればいいのでは?と思います。

感じたこと③
オンライン「だから」悪いのか?を見つめる。
これは残念な話ですが、オンラインだろうが対面だろうがちゃんとやる子はちゃんとやるし、ちゃんとできない子はできないと思います。私の息子はオンライン授業の国語の授業中、ずっとトーマスの歌を熱唱していました。授業なんて微塵も聞いている様子はありませんでしたが、何故かちゃんと問題には答えられていました。このことを先生に報告したら「学校でもそうです!」と嬉しそうに返答がありました。さすがに歌ってはないのですが、先生の話を聞いていないことには変わりありません。歌ってようが指遊びしてようが、寝てようが、姿形は違えど、集団で話を聞けない人は聞けません。これをオンラインのせいにするのは違うと思います。オンラインになったことで問題点が浮き彫りになっただけなのでは?逆にオンラインだからこそ話を聞かせられる工夫があるのでは?もしくは動画配信にすれば聴き直しができたり、一旦停止をしたりと彼らにとって授業が受けやすい環境が作れるのではないか?と思います。

私たち世代はオンラインでの授業を経験したことがないので思い込みで物事を判断してしまいますが、見つめ直してみると本質的な問題が見えてくるかもしれません。ICT技術を有効活用することで教育はよりよくなると思います。今は教育の過渡期です。大人の思い込みや偏見で子どもの教育の機会を損なわないようにしていきたいですね。

この記事を書いたプロ

稲葉陽介

大人になっても役に立つ「学び方」を小中学生に教える専門家

稲葉陽介(稲塾)

Share

コラムのテーマ一覧

稲葉陽介プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
080-5990-1153

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

稲葉陽介

稲塾

担当稲葉陽介(いなばようすけ)

地図・アクセス

稲葉陽介プロのコンテンツ