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コラム

漫画、テレビ、小説について考えよう

2021年12月3日

テーマ:親の習慣

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 高校受験 勉強法勉強法 おすすめ国語 勉強法

3年生の受験対策で読書に関する英語長文を読みました。
漫画ばかり読んでいる子どもに母親が業を煮やし、読書を勧めるという内容です。
母親の主張は漫画やテレビは視覚情報に頼り想像力が養えない。それに対して小説は視覚情報がないので想像力が養えるとのことです。ちなみにその後は子どもが納得し、「明日から読書をするよ!」と軽口を言い放ったあとに「明日からじゃなくて今からでしょ!」と生徒の心を折るダメ親っぷりを発揮して終了です。現実世界に置き換えるとお説教がめんどくさいから改心したフリをしているか、本当に納得したとしても彼が読書に目覚めることなく同じやりとりが年に2度3度繰り返され、そのうち読書嫌いになるものでしょう。


英語の長文にケチをつける私もどうかと思いますが、サ◯エさんがごとく微笑ましく、実は教育にとって毒気たっぷりのこの光景は見過ごせません。


お母さんの良かった点
視覚情報と聴覚情報の違いは直感的に分かっている。
小説は言葉からの情報処理になるので聴覚情報と捉えることができます。脳の聴く力を高めるためには必要な要素だと思います。


お母さんの悪い点
本を読むからといって読解力や想像力が高まるわけではない。
「読書をしないから読解力がない」なんてよく言われますが、読書量と読解力の関係は相関関係であり因果関係ではありません。読解力や想像力を高めるために読書をしても方法が確立されていないと効果は得られません。
本は楽しいから読むものです。
もしくは知りたい情報を得るために読むものです。
やらせる読書ではただ文字を目で追っかけるだけ。読書に限らずですが受動的な行動から得られるものはありません。逆に漫画やテレビも主体的に関わって想像を広げれば読解力や想像力は身に付くと思います。要は関わり方の問題です。今の時代はyoutubeがとりあげられますが、これも関わり方次第だと思います。


このお母さんはもちろん良かれと思って読書を勧めているのですが、当の本人の気が進まない状態で行動を強制すると逆効果です。「勉強しなさい」と言ってはいけないと同じ理論です。子どもの、目に見えない心の準備が整わないままに行動を強制してはいけません。
「読書をすれば想像力がつく」という安直な発想に囚われる想像力のなさを発揮してしてししまうという特大ブーメランが返ってきてしまいましたね。

この記事を書いたプロ

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