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猪瀬真希

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猪瀬真希(いのせまき) / ビジネス研修講師・個人診断カウンセラー

TMSオフィスコンサルティング

コラム

意識改革を行う上で、社員を気にかけるポイント

2020年2月20日

テーマ:経営者が考える強い組織の作り方

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 組織マネジメント組織開発

社員全員の意識改革を行うことは、一朝一夕にはできないので、できることから少しずつ変えていくことが大切です。そのためには、まず、経営者がすべきことはどのようなことでしょうか。
意識改革を行う上で、経営者が社員に対して心がけるポイントについてお話しします。

意識改革が必要な時は

企業経営者が、社員の意識改革が必要だと思う時は、収益が伸び悩んでいる、社員たちに活気がなく会社全体が緩い空気になっている、など社内に何らかの問題がある時です。
問題を解決して良い方向へ導くためには、社員の仕事への取り組み方や考え方を変える、つまり意識改革を進めることが必要になります。

経営者が必要だと思った時に、いきなり「さあ意識改革をしましょう」と言っても、言われた社員は戸惑ってしまいます。まずは、環境を整えて社員が自発的に行動できるようにすることが、第一歩です。

具体的に示す

社員に、会社の現状と理想の姿を理解させることから始めましょう。

会社を運営していく上で最も大切なのは、適正な利益を上げて、事業を存続させることです。もし、利益が減少傾向にあるならば、それを具体的に数字で示しましょう。
士気が下がっているなら、どのような場合に感じられるのか、具体的な例を挙げて説明しましょう。
新しいプロジェクトが行き詰まっているなら、何が原因なのか経営者が分析した具体的な問題や事例を挙げて説明しましょう。

このように、ただ漠然と意識改革を唱えるのではなく、具体的に説明すると社員はより深く理解をすることができます。
その上で、理想像に近づくには何をすればいいのか、どんな意識改革が必要なのかを議論すれば社員にも自覚が出てきます。

方向性をしっかりと明示するには?

「過去と他人は変えられない」と言うように、他人を変えることは難しいものです。まずは経営者自身が変わり、行動で示すことが大切です。経営者が変わることで、周囲の管理職や社員たちのお手本となることができます。

【社員の要望を聞く耳を持つ】
経営者の理想像が、現場の現状とかけ離れている場合もあります。社員の気持ちを尊重することも、経営者にとって必要なことです。社員の考えや要望をよく聞いてみましょう。
社員たちの考え方を聞くことで、経営者は目から鱗が落ちることもあるでしょう。考え方が変わることがあるかもしれないし、意識改革の進め方のヒントを思いつくかもしれません。

規模が大きい会社は、社員のヒアリングを管理職などに任せてもいいのですが、その場合にも必ず、トップたちの意思統一をしておきましょう。経営者と管理職たちが、同じ問題意識を持ち、同じ理想像に向かっていくことを確認しておく必要があります。

意識改革の推進は管理職から実行していき、社員たちの立場を考慮しながら少しずつ行うのがよいでしょう。

【理想の方向性を示す】
そして大切なのは、経営者の理想の方向性を社員全員に明確に示すことです。サッカーの試合でも、監督が考えた戦略に沿って、選手たちはどのように動けばいいかを考えて闘います。選手たちの気持ちがバラバラでそれぞれ勝手に動いていては、勝つことは到底望めません。

それと同じように、会社においても、経営者がはっきりとした方向性を示すことによって、社員と会社が一体となって進むことができます。

大きな変化を求めず、段階的に少しずつ

何事も変えるということは、エネルギーが必要です。ましてや意識改革という、内面的な変化はすぐにできるわけではありません。段階的に目標を掲げて、1つできれば次のステップに進む、というように少しずつ変化、成長していけるようにしましょう。

例えば業績が低迷している場合は、節約をするのも1つの方法です。備品のムダづかいをやめて大切に使うとか、小さなことから始めます。それが全員に浸透すれば、次は何をすればいいのかを考えて、少しずつ次のステップに上がることができます。

行動を起こしていると、それにつれて気持ちや意識も徐々に変化していきます。そうすると働く姿勢や、仕事への取り組み方が変わってきて自ずと意識改革ができてきます。

焦らずせかさず、小さな変化から認めるようにしましょう。

何事もポジティブに捉えられるようにする

会社の理想像に向かっての意識改革の必要性を、社員たちがポジティブに捉えることができるように伝えることも、経営者の役目です。

社員たちがそれを理解し、納得しても、思うようにいかないことは当然あります。わかってはいてもできないこともあるし、失敗することもあるでしょう。でも、それで落ち込んだり後ろ向きになったりせずに、「前進するための1つのプロセスなのだから次はがんばろう」と、前向きに考えることができれば効果は徐々に出てくるはずです。

経営者も社員も、「失敗しながらでも、少しずつでもいいから、意識改革ができれば会社の理想像に近づくことができる」というように、ポジティブに考えていきましょう。

意識改革は、経営者だけが声を張り上げてもできるものではありません。方向性や価値の共有がまずありきで、それに向かっていくために社員たちの自発的な意識改革が、最も大切です。

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