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猪瀬真希

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猪瀬真希(いのせまき) / ビジネス研修講師・個人診断カウンセラー

TMSオフィスコンサルティング

コラム

組織の意識改革を行うにあたって最初にするポイント

2020年2月10日

テーマ:経営者が考える強い組織の作り方

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 組織開発組織マネジメント

意識改革を推進し成功させるためには、最初に何をするかが肝心です。忘れてはいけないのが、現状を把握して理想とのギャップを埋めること。従業員の声に耳を傾けて意見を取り入れること。そして、経営者やリーダーが先に立って意識改革を実践して見せることです。
それぞれを行う意義と、どのように取り組めば良いかをお伝えします。

現状把握と理想像について

組織全体の意識改革を推進するために、最初に行わなくてはいけないのが現状把握です。今、会社がどのような問題を抱えているのか、社員たちが何を考えているかを理解せずに「当社の目標はここ」「こういう会社になるようにがんばろう」と呼びかけても社員の心には響きません。

今、自社がどのような状態に置かれているのか、現場はどのような問題を抱えて何を優先して解決したいと思っているのか、社員たちは何を思っているのかを把握した上で、会社として目指す方向に向かうためには何が必要なのかを考えることが大切です。

意識改革の根底に必要なのは、理想像と現状のキャップを埋めるために何をしたらよいかを考えることです。

「私たちはこういう会社を目指したい。そのためには、現状ではここが足りない。足りない部分を埋めるためには、こういう施策をしなくてはいけない」と、具体的に自分たちがやらなければいけないこと、必要なことを伝えていくことが重要です。

やるべき内容が具体的で明確になっていれば「じゃあ自分は何ができるだろう」と考え行動を起こせます。また、理想像にたどり着くまでのルートも示されているので、成功した姿をイメージしやすく、自然と意識改革が促されます。

最初に現状を把握して理想像とのギャップを埋める策を講じましょう。

従業員からしっかりとヒアリングする意味

意識改革では注意すべきは、トップや上司から「こうしなさい」「これをしなさい」と社員に押し付けないことです。

人は他人から強要されたことに対しては反発しますが、自分からやろうと思ったことには積極的に動きます。また、自由な環境下で自主的に始めたことには責任も伴うため、一度始めたことは最後まで成し遂げようと粘り強さを見せます。

また、保守的な人は変化が苦手です。会社が変わろうとすること、自分たちに変化を促すこと自体に拒否反応を起こし、なかなか受け入れてもらえません。そういう人に、上から意識改革を求めてもなかなか受け入れてもらえません。

そこで意識改革をする際、最初に従業員に「私たちが目指す会社になるためにはどうしたらよいのか」「私たちは今、どのような問題を抱えているか」と、ヒアリングすることをおすすめします。

意見を聞き出すことで自らの問題点を洗い出そうとしますし、自然と「それを解決するにはどうしたらよいのだろう」と考え、行動に起こしやすくなります。

さらに、現場の声をくみ取ることで「自分たちの意見が反映されている」と感じ、会社として目指す理想像が、上から押し付けられたものではなく、みんなで考えた理想像になります。

「自分の意見も取り入れられている」と感じれば、そのビジョンを現実にするために努力しようと思えますし、「これは必要な変化なのだ」とポジティブに受け入れることもできます。

自分たちの意見が全部反映されなくても、一部が反映されていれば納得できる人も大勢います。何より「意見を聞いてくれた」という過程が、受け止める側の心理を大きく変え、意識改革が推進しやすくなります。

経営層・管理職・リーダーから始める

意識改革をスムーズに推進し全体に浸透させるためには、経営者や管理職、リーダーなど上に立つ人から行動を起こしましょう。

「私たちはこういう会社になる。そのためにはこれが必要だからこれをしなさい」と指示だけ出す人と、「私たちはこうなりたい。だから私がまず、これをしてみよう」と先に動いてくれる人がいた場合、従いたいと思うのは後者です。また、実際に動いて行動してくれる人がいると「こうすればいいのか」と理解しやすく、後に人が続きやすくなります。

自分から先陣を切って何かを始めるのは苦手だという人が多いですが、何人かがやり始めたことの後に続くのであれば心理的なストレスやプレッシャーが少なく、取り組みやすくなります。

また、自分たちの上司がやっているとわかると、黙って見ていられないという人もたくさんいます。上に立つ人の影響力が大きければ大きいほど、その後に続く人がたくさん出てきて、意識改革が進みやすくなります。

まずは上に立つ人が動いて具体的な例を示し、後に社員が続くのを待ちましょう。意識改革が成功するかどうかの鍵を握る、大きなポイントがここです。最初は時間がかかると感じるかもしれませんが、気長に構え、取り組む背中を見せましょう。

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猪瀬真希/ MAKI INOSE
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