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  1. “おもてなし”の心でホームパーティー 自宅に招くためのホストとしての心構え
古川弘恵

おもてなし術と心の磨き方を伝えるおもてなしエバンジェリスト

古川弘恵(ふるかわひろえ)

サロン・ド・英華

コラム

“おもてなし”の心でホームパーティー 自宅に招くためのホストとしての心構え

2018年12月1日

テーマ:日本の”おもてなし”の心

自宅でおもてなしをする機会に慣れていないと、いざ自宅へお招きするとなると、「お掃除をしておかないと」「どんな料理を用意すればいいのかわからない」「マナーがわからないからどうしよう」と頭を抱えてしまいませんか?

一番大切な事は相手を思いやる温かい心づかいです。そして、ほかにもちょっとしたコツさえ押さえれば大丈夫。自宅に招く時のホスト側からの「おもてなしの心構え」についてご紹介していきましょう。

招くためのホストがしておきたい開催準備について

まず、自宅に招くパーティーで成功させるための開催準備で大切なことは、テーマや招待するメンバーによって、料理を振る舞うのか、会費制にするのかなどコンセプトを決めておくと進めやすいです。

仲の良い友人の集まりなら会費なしの料理の持ち寄り(ポットラックパーティー)にするのもいいですし、会費制の場合はその金額のお知らせと合わせて「手土産不要」と伝えておきましょう。

参加者が多い場合などは早めに開催日の候補日の案内をしておきます。さらに1週間前に、出欠の変更がないか確認しておくといいですよ。そのタイミングでアルコールが飲めない人がいるのか、アレルギーで食べられないものがないかどうかなどヒアリングしておくと万全です。

可能であれば、事前に来客メンバーをお知らせしておくことをオススメします。ゲストにとっても、どんな方が来られるのかを事前に知っておくことで、当日の話題が広がることも多いからです。当日のサプライズにしても驚きや喜びがあるので、ホームパーティーのテーマや趣旨に合わせて選択してくださいね。

準備で忘れられないのはお掃除です。メインの場となるリビングダイニングだけに限らず、玄関、トイレ、洗面台などゲストが通る所や使う所は、お掃除は必須です。当日に掃除するつもりでも準備に追われてすべてできなくなることもあるので、数日前から少しずつしておくといいですよ。

おもてなしの要である料理はテーマを決めよう

おもてなしの要はゲストが楽しみにしている料理かもしれませんね。料理でもてなす場合にご自身の得意料理を中心に献立を考えるのもいいですが、ホストが料理を作ってばかりでゲストと会話がほとんどできなかったというのは残念なホームパーティーです。

みんなで一緒に楽しみながらホームパーティーを盛り上げるためには、ちょっとした工夫があります。それは「料理のテーマ」です。

例えば、ひとつの料理メニューですが、具材でバリエーションが出せるメニューをパーティーのテーマにするのもおすすめです。
手巻き寿司パーティー、焼き肉パーティー、タコスパーティー、チーズフォンデュパーティー、たこ焼きパーティーなどは、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。皆さんにそれぞれ作っていただけるものは、用意の準備が少なくて済みます。ほかにも、餃子、鍋、鉄板焼き、すき焼きなど、何でもできますね。テーマと言っても食べたいメニューからひとつ選ぶだけです。
さまざまなメニューを用意するよりもホスト側も気持ちが楽になりますし、招かれるゲストもワインや飲み物、手土産を選びやすくなりますよ。

料理のテーマでほかにもオススメなのは「色」です。例えば「赤の料理」をテーマにしたパーティーならトマトソースのパエリア、ピザ、ボルシチ、いちごやベリー系のスイーツ、赤ワインなどはいかがですか?ゲストにも赤を取り入れた服装で参加してもらうと、どこに赤を使ったのか会話が広がります。

また国をテーマにしたりコンセプトや、季節や行事にちなんだものに絞っても良いでしょう。
例えば国をテーマにした、イタリア料理、韓国料理、イギリス料理、シンガポール料理、タイ料理などもおススメです。

料理ではありませんが、季節の新酒をテーマにした大人のパーティーも素敵です。5月なら日本酒の新酒、10月なら芋焼酎の新酒、11月ならワインのボージョレ・ヌーボーを楽しむことをテーマにして、各自お酒に合う料理を持ち合うというのもいいですね。

ホームパーティー成功のポイントはホストにとって無理のないおもてなし

ホストは完璧を目指さないこと。決して背伸びしすぎて無理をしないことがポイントです。

パーティー中は、ホストはなるべく席にいるように心がけてください。大切なのは話題を提供して場を和ませたり、盛り上げたりする心づかいです。それが「来ていただいて嬉しい!」という気持ちを伝えることになるので、何よりのおもてなしなのです。

英国式ティーパーティーでは、サービスする1回目のティーは「ホステスティー」と呼ばれ、
もてなす側(ホステス)が会話のリード役をして場を和ませ、2回目のティーはゲストティーと呼ばれ、ゲスト側が会話を盛り上げるという役割もあるのです。

パーティーが進行するにつれて、食べ物や飲み物が足りているか、室温が快適かなど、あまり目くじらを立てて心配しすぎても堅苦しいだけなので、リラックスした気持ちで心配りしておもてなししましょう。
また、ゲストから手土産をもらった場合は、まずお礼を伝えて受け取ります。玄関で受け取ったらメインの会場となるリビングへ案内し、その場で開けてゲストへ喜ぶ顔を見せてあげてください。決して玄関に置き忘れたりしないでくださいね。包みを開けずに放置しては失礼になりますので注意しましょう。手土産が食べ物の場合はパーティーの出席者にお披露目してみなさんでいただくと良いでしょう。

ゲストが快適に楽しめるように、ホストがご自分なりの心を込めたおもてなしをすることが、ホームパーティーの成功の秘訣です。

この記事を書いたプロ

古川弘恵

おもてなし術と心の磨き方を伝えるおもてなしエバンジェリスト

古川弘恵(サロン・ド・英華)

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