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古川弘恵

おもてなし術と心の磨き方を伝えるおもてなしエバンジェリスト

古川弘恵(ふるかわひろえ)

サロン・ド・英華

コラム

“アフタヌーンティー”英国式の紅茶の楽しみ方

上品でエレガントな英国式”おもてなし”

2018年7月1日 / 2018年7月2日更新

アフタヌーンティーのメインとなる紅茶。
美味しい紅茶を飲みながら、仲の良いお友達と語らいの時間を楽しむのがアフタヌーンティーの醍醐味です。今回はアフタヌーンティーにおける紅茶の注ぎ方や飲み方など英国式のマナーをご紹介します。知っているだけで優雅なアフタヌーンティーを楽しめますよ。

アフタヌーンティーにおける紅茶の注ぎ方のマナーについて

まず、カフェやホテルのラウンジでいただくアフタヌーンティーでは
紅茶は自分では注ぎません。1杯目はスタッフの方に注いでもらいましょう。
お店によってその後も紅茶を注いでくれるスタッフが横に付くこともありますが、スタッフが周囲にいない場合や2杯目からは自分で注いでOKです。

自分で注ぐときに注意したいことがあります。日本では急須の蓋に手を添えてお茶を注ぎますが、英国式ではポットの蓋を押さえないことがポイントです。

イギリス製のポットの蓋にはストッパーが付いており、蓋は落ちない仕組みになっているので、ポットは基本的に利き手だけで操作します。つい手を添えてしまいそうになりますが、我慢しましょう。
ただ、ストッパーの付いていないティーポットの場合は、蓋が落ちないように気をつけながら、最後には手を添えるのは致し方ないでしょう。

ティーポットと共に、差し湯用のポットであるホットウオータージャグがテーブルに置かれるので、紅茶が濃くなったらカップに直接お湯を足していただきます。ただ、日本ではあまり見られませんが、その時も片手で操作してくださいね。

アフタヌーンティーで紅茶を飲むときのマナーとは

紅茶を飲むときにカップやソーサーのデザインに注目し、食器をきちんと見て楽しむこともアフタヌーンティーのマナーです。カップやソーサーの色や絵柄、紅茶の色のハーモニーを楽しむことも伝統的な文化です。じっくりと眺めるひとときも優雅な時間になるはずです。

ただし、日本の茶道の際の茶器を拝見するように、じっくり見まわしたり、カップ&ソーサ―をひっくり返して、メーカー名をチェックすることは、品定めをしているように思われますので、あまり礼儀としては良いものではありません、それは控えましょう。どうぞご注意くださいね。

ローテーブルで紅茶を飲むときは胸の位置までソーサーをもち、左手でソーサーを支えて、右手でカップをもって紅茶をいただくと、仕草が美しくスマートです。

ダイニングテーブルの高さの場合はソーサーを持ち上げるのはNGです。カップのみを持ち上げて飲むようにしましょう。

1杯目はストレートで紅茶の香りや鮮やかな色を楽しみましょう。
2杯目以降はミルクやお砂糖を加えて、自分好みにアレンジするのも良いかもしれません。
アフタヌーンティーに訪れるほとんどの方が紅茶の香りを楽しみにしているので、あまり強い香水をつけていくことは控えた方がいいでしょう。

ティーポットに茶葉が入っている場合、2杯目は茶葉の渋みが増します。濃いめの紅茶にミルクや砂糖を入れて違った風味を楽しんでください。

ミルクや砂糖を混ぜる時はスプーンを立てた感じに持ち、手前から奥、奥から手前にと前後に静かに動かしましょう。あまり激しくグルグル混ぜないように気をつけてください。そして、スプーンの先を軽く浮かせるくらいの気持ちで混ぜます。カップの底や側面にスプーンを当ててガチャガチャと音がでないように注意します。そして、混ぜる時は利き手で混ぜ、空いた片手はカップを持たずにソーサーに軽く添えます。

そして、飲む時は視線をカップの内側へ軽く落とすようにします。会話の途中でもカップに口をつけたまま相手の方と目線を合わせないようにしましょう。

ティーカップを持つときはハンドルの中に人差し指を入れ、親指と中指を添えて安定するように持ちましょう。時々、日本では取っ手には人差し指は入れないようにと、紹介されていたりするようですが、今の英国式ではそのようなルールはないそうです。小指を立てて飲む仕草は上品でありませんので、そっと添えるように心がけましょう。

また、紅茶が熱いからと冷ますためにフーフーと息を吹きかけたり、カップを両手で飲んだり、底に手を添えたりするのは、子供がするしぐさなので、正式な大人の社交の場としてはお行儀が良いものではない、とされていますので注意しましょう。

飲み終わりが近くなったら、向かいにいる方にカップの底のマークまで見えるまで傾けないようにしてくださいね。

ミルクを入れる場合に、日本では後からミルクを入れる方が多いとは思いますが、
ミルクが先か?紅茶が先か?イギリスでは
昔はどちらが先かで身分の差がわかるとまで言われた時代があったようですが、
今ではどちらでも、イギリスでは好みでよくなっているようです。

アフタヌーンティーで紅茶を飲むときにスプーンを置く位置とは

ミルクや砂糖を入れた後のスプーンですが、どこに置くのが正解かご存じですか?
英国式ではカップの奥にスプーンを置くことがマナーとされています。

カップの手前に置いてしまうとカップを持つときに落としてしまうことがあるからで、もし、スプーンを使わなかったとしてもカップの奥へ置きましょう。

スプーンをカップの奥から手前にゆっくりと引いて、音を立てずに混ぜた後はそれをカップの奥へ戻します。それだけでもティータイムがエレガントなムードに包まれますね。

日々忙しく過ごす中、紅茶一杯の優雅な時間をあえてとることで、
心のゆとり、リフレッシュのひと時として、お過ごしください。

この記事を書いたプロ

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