学生の時から合唱団で歌っています。｛体を使って歌え｝とは合唱団でも言われますが、具体的にはなかなかわかりません。発声をしっかり習いたいと思い、ネットを検索して見つけたのが、堀野先生のHpでした。すぐアクセスして、それから7年以上レッスンに通い続けています。先生のご指導は、まず、姿勢と呼吸です。どの筋肉をどう使えば良いか、仙骨と尾てい骨の意識など、具体的に教えていただき、姿勢を保つだけで汗がにじむほど体を使います。そして、丹田呼吸を徹底的にするうちに、息が流れると言うことがわかってきます。息の流れに乗った響きのある声は、出していて心地よいものです。先生に出会う前の自分は、息の流れが止まって声を固めたような感じだったのですが、それが悪いと言うことに気づかなかったのです。今は、目指す方向がわかっているので、迷いなくレッスンを続けています。先生は、新しい方法を色々考えてアプローチして下さいます。正座してみたり、バレエたちしてみたり、先生のいわれたとおり試してみると、本当に声が変わるので、何年経ってもレッスンは驚きの連続です。

先生の深い知識にも、いつも驚かされます。新しい曲に入る前は、作曲家のこと、詩や時代の背景、詩のイメージがふくらむような文学作品など、教わることが多く、そうすると単に歌詞をたどるのではない歌が歌えるようになります。また、堀野先生のピアノ伴奏には、感情をゆさぶるような迫力があり、その伴奏に乗って歌っていると、音楽ができる幸福を感じます。

堀野温代先生には本当に感謝しております。これからも、宜しくおねがいいたします。