まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ東京
横山晴美

住宅購入を通して家計相談にも乗るFP

横山晴美(よこやまはるみ)

ライフプラン応援事務所

コラム

住宅ローン3000万円の返済ってどんな感じ?【世帯収入700万円・共働き世帯】

住宅ローン×返済

2018年5月8日 / 2018年5月24日更新

「住宅購入後の家計が不安」とおっしゃる人のために、住宅ローンの返済イメージをお伝えするシリーズです。

世帯収入700万円の共働き世帯が3000万円の住宅ローンを組むと、どのように返済していくことになるのか?
具体例を挙げて解説していきたいと思います。

【前提条件】
夫:手取り年収 400万円
妻:手取り年収 200万円(時短勤務中・時短明けは手取り300万円の予定)
子供2人:4歳・1歳

頭金500万円支出し、3500万円の住宅を購入
(借入金は3000万円)

年収700万円世帯で、3,000万円のローン 返済負担率は低い


【条件】
・金利:全期間固定
・返済期間:35年間
・返済方法:元利均等返済・ボーナス払いなし

【借入額3,000万円 毎年返済額】
・金利1% 約101.6万円


年収700万円で、年間返済額が101.6万円ですので、年収に占める住宅費の負担率は約14.7%となります。
住宅費の割合は、家計の20~30%位とされているので、負担率はかなり低い水準です。

ただし、固定資産税や管理費・駐車場代などがの費用も上乗せして考えましょう。


特に固定資産税は、一生かかる税金です。税金は値引きや節約ができないので忘れないで欲しいです。
購入前に不動産会社に確認しておいてください。

住宅ローンの返済年数に注意

返済負担率から見ると、住宅ローンの負担は小さく、家計には余裕があるケースが多いでしょう。
しかし、住宅ローンは返済期間が長いです。完済年齢が定年後の世帯は注意しなければなりません。

残念ながら退職金は確実なものではありません。
もしも完済年齢が定年後で、「退職金で一括返済をすればいい」と考えているのなら、見通しが少し甘いかもしれません。
退職金は老後資金として活用したいからです。
また、退職金は受け取れるかどうか確実でない部分もあります。
定期的な繰り上げ返済を検討してみましょう。

教育費もお忘れなく

くわえて、教育費の負担も考えなければなりません。
例えば子供が中学生で、公立学校ならば平均負担額は年47.9万円。
もし私立なら、中学・高校の学費はざっくり2倍です。

子供二人が私立中学・私立高校に在学中は、毎年200万円程度は教育費として見込んでおかなければなりません。

もちろん、高校のあとは大学が待っています。
大学は入学金の負担が大きいため、初年度が最大の山場です。
大学によっても異なりますが、私立大学初年度だけでおおよそ150万円かかってきます。

中学・高校……と段々に学費が増えていき、最後に一番負担の重い大学が控えているのですね。

学費のピークに備えておけば安心

事例の世帯は住宅ローンの返済負担は軽いですが、前述のように学費のピーク時に家計が苦しくなるのは避けられないでしょう。
対策として、子供が小さいうちから、少しずつ教育費を積み立てておくといいでしょう。

例えば、

・中学卒業まで受給できる児童手当を貯めておく
・児童手当とは別に毎月1万円積み立てておく

この2つだけで、中学卒業までに約360万円ためることができます。
(児童手当は誕生月により総受給額に差があります)

この資金は、できれば高校の教育費には使用せず、大学費用にまわしたいです。
積立てですべて学費が賄えるわけではありませんが、360万円あれば、学費の山場である大学初年度は乗り越えることができるでしょう。

余裕があるからこそ、引き締めよう

子供のも年齢が近ければ学費のピークも重なります。

子供が小さいうちは家計に余裕があっても、ピーク時に大変な思いをするかもしれません。
余裕がある時期に、しっかり貯めておきたいですね。

もちろん、住宅ローンの出口がどうなるかも考えておいてください。
若い夫婦であれば「教育費のピーク」⇒「住宅ローン完済」⇒「退職」となるので、問題ありません。
しかし、退職後も住宅ローンが残るようなら、繰上返済が必要です。
余裕がある時期に、「教育費の積立て」と「繰上返済」を同時に準備しておくと後が楽ですね。

家族の年齢に応じて簡単に家計のシミュレーションをしておくといい分かりやすくなります。
そのさい、細かい数字は不要ですよ。
収支をおおまかに「楽」「通常」「苦しい」で把握しておくだけで十分役立ちます。
ぜひともご自身でシミュレーションしてみてくださいね。

数字は苦手で難しい・・・・という場合は、作成が難しいという方は、当事務所でライフプラン相談も承っております。

2・3回セット料金の幸せライフプラン相談は、家計全般について相談承ることができます。

しっかりしたシミュレーションで、不安を解消したい方は、ご利用下さい。

※本記事は、執筆当時の情報を元に作成されています。
※その後の情報更新は、随時しておりますが、完全ではないことをご了承ください。

執筆者 足立の家計&住宅相談 ライフプラン応援事務  代表

この記事を書いたプロ

横山晴美

横山晴美(よこやまはるみ)

横山晴美プロのその他のコンテンツ

Share

横山晴美プロのその他のコンテンツ