鈴木寛彦プロのご紹介
不妊の漢方相談に特化した薬局(2/3)
パートナーの男性も一緒に漢方を飲むと結果が出やすい
不妊に使われる漢方薬には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などがありますが、個々人で処方する漢方薬は異なります。体質や体力など『証』に合わせて処方するのが漢方薬の特徴だからです。「体の状態を総合的に診ることが重要です。また、体調の変化に合わせて薬も変えていきます。例えば、同じ瘀血でも、陰性の人には力をつけ、陽性の人は解毒作用を高めて、血をめぐらせるような処方をします。漢方薬を飲み始めて半年~1年で妊娠する方が多いですが、『証』と漢方薬の相性が合うと妊娠が早いというのが実感です」
“冷え”があると、漢方薬の効果が現れるまでに時間がかかることから、鈴木さんは冷え対策も指導しています。
「体を中から温めるには食べ物が大切。根菜類や寒い地方で育つものなどを積極的に取りたいですね。生野菜サラダ、ヨーグルト、パン、コーヒーなどは体を冷やすのでNG。また、みそなどの発酵食品で腸の働きを活性化させ、子宮や卵巣の近い腸を温めるのも効果的です。また、運動はなわとび1日5000回を勧めています。跳びはねて内臓を動かすことで、血のめぐりがアップして、体が温まります」
相談に来るのは女性が多いそうですが、「パートナーの男性も一緒に漢方薬を飲むと、良い結果が出やすい」と言います。
「仕事が忙しくストレスフルで、胃腸が悪い男性も多い。胃系が弱くなると生殖機能に関わる腎系も弱くなります。男性も証に合わせて、腎の働きを強める漢方薬を処方しています」
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